ブログリレー(松本正茂 1)

ブログリレー

物理学科 松本正茂

4月になると新入生が加わり、キャンパス内が賑やかになりますが、今年は違います。静かな大学もいいものだ、と、初めは感じましたが、大勢の学生でごった返しているのが、本来の大学の姿である、と、今は思います。この4月から理学部の講義室は新しくなり、図書館へ向かう階段も綺麗になりましたが、それが寂しく映ります。

授業内容はインターネットで配信され、教員はその準備で忙しくしています。オンデマンド形式の授業では講義資料が配布され、わかりにくい箇所を何度でも視聴できるため、意欲的に取り組む学生にとっては良い側面があると思います。一方、配信された内容を、きちんと勉強していない(見ていない)人もいると予想され、勉強する人としない人の差が、一層広がるのでは、と心配しています。

ライブコンサートに行くのと、その動画を見て楽しむのには大きな違いがあるように、授業は、やはり、大学へ来てライブで受講するのが良いと思います。一方で、今回のオンデマンド授業の経験を通じて、その良い点は、通常の授業形態に戻った後でも取り入れたいと考えています。外的な要因で、これまでのやり方を変更せざるを得ない中、新しい発見もあります。その意味では、今の状況を、一つのチャンスとして捉えることもできます。通常の状態に戻った時に、現在の経験を活かしましょう。もうしばらくの、辛抱だと思います。新しい講義室も、出番を待っています。