ブログリレー(三井雄太 1)

ブログリレー

地球科学科 三井雄太

私はたいへんな飽き性と自覚している者ですが、18歳で大学に入学してから現在(36歳)に至るまで、一貫して大学機関に所属しています。大学という場所がとても好きなようで、自分でときどき驚いています。

私が大学の良いところを挙げるとすると、圧倒的な自由、という点に集約されます。学生として大学に入ったとき、私は文学か歴史学的なことを専攻しようと考えていました。しかし、ありあまる時間を気まぐれに過ごすうちに、いつの間にか地球科学専攻ということになっていました。ドラマチックなきっかけは何もありませんでした。人生を何度最初からやり直したとしても、同じ道に入ってくる確率は極めて低いと思います。大学という自由の場が、無数の可能性に繋がります。

今、教員をやっています。私の研究は、ざっくり言えば料理のようなものです。甘いもの苦いもの辛いもの、観測データという膨大な素材を自由に使うことができます。それをどう調理するかで、世界の誰も知らなかった価値を引き出すことができます。最先端の技術を使うもよし、伝統的なワザを組み合わせるもよし、時間をかけて手作業で練り上げるもよし、誰もが自由に遊べる世界です。これは、不自由な世界では絶対に経験できない知的営為でありましょう。

大学へようこそ。