ブログリレー(佐藤信一)

ブログリレー

物理学科 佐藤信一

オンライン授業の資料作りに追われる今日この頃です。

毎日、新型コロナのニュースを見ますが、そのとき思うのは、統計物理学では伝染病の広がりとか、森林火災の広がり方などは昔から研究テーマになっていたことです。関連するものには、微分方程式モデル、浸透モデル、コンタクトプロセスなどのモデルや過程があります。この種のモデルでは接触率、新規感染者がある閾値を超えない限り、感染が爆発的に広がることはありません。もう少しだけ辛抱して接触率を抑え、コロナ禍を乗り切りましょう。

在宅勤務のときに気分転換に庭へ出てみると、バラが咲いていました。きちんと手入れをしていないのでめったに咲かないのですが、今年は珍しく花が咲きました。コロナ禍でも植物は着実に生命の営みを続けているのを感じて、少し癒されました。

ちなみに、バラの花の咲く時期には2種類があって、春から初夏にかけて花を咲かせるのを一季咲きのバラと言い、温かい気候と適度な日光があればいつでも花が咲くバラを四季咲きと言います。写真のバラは四季咲きです。古い品種は一季咲きで、四季咲きのバラは品種改良で生まれたものだそうです。