ブログリレー
化学科 加藤知香
理学部のみなさん、お元気ですか。
そして、新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
6月に入り、学生の姿が少しずつキャンパスに戻ってきました。これまで当たり前だと思っていた光景が、今はとても新鮮に感じられます。
私の研究室でも少しずつ活動を再開させようとしているところですが、すぐに研究を開始するのではなく、まずは学生一人ひとりとオンライン面談を行って、学生の体調や要望について聞くところから始めています。その中で、学生が口を揃えて言うことは、「実験をしたい!」です。これを聞くと、「さすが理学部の学生!」と感嘆すると同時に、できるだけ彼らの要望に沿った環境を作ってあげたいと強く思います。
さて、研究室が閉鎖されている間は、在宅授業の資料作りやデータ解析、論文執筆など、一人での作業が増えました。その合間によく脳裏に浮かんだのは卒業生のことです。移動の自粛要請が出される前までは、研究室によく顔を出しに来てくれていたのですが、それも当分は難しい状況です。これまでの卒業生との思い出や、今に続く関係について思いを巡らせているうちに、学生と過ごしていた時間がいかにかけがえのないものであったかを改めて認識するようになりました。コロナウイルスの影響で自粛生活が続き学生と共有できる時間は減る傾向にありますが、この気持ちを忘れずに、みなさんとの学びの生活を大切にしていければと思っています。
研究室の10周年記念に卒業生からいただきました |