2025年11月、静岡大学にて中国無形文化遺産「皮影戯ピーインシー」をテーマとしたシンポジウム・公演・講座を開催いたしました。
本企画は、静岡大学アジア研究センターおよび聞き書き語りの森研究所(話林研)の主催、中央学院大学の共催のもと、静岡大学の皆様のご協力を得て実現したものです。
なお、本シンポジウムおよび公演の開催にあたっては、ファンディング企画「『皮影戯』を通して無形文化遺産と方言を未来へつなぐ」
(https://academist-cf.com/projects/399)にて多くの皆様からご支援を賜り、中国のアーティストたちの来日にかかる旅費等を賄うことができました。
皆様の温かいご支援のおかげで、本企画を無事に開催することができました。改めまして、心より御礼申し上げます。
シンポジウム(11/1)では、皮影戯をはじめとする戯曲や山歌(歌謡)の歴史的背景や地域ごとの特色について専門家による発表が行われ、学術的な視点からその魅力を深掘りしました。 公演(11/2)では、中国湖南省平江県から来日した皮影戯のアーティストによる実演が行われ、繊細な影絵と音楽が織りなす幻想的な世界に、来場者は大きな感動を覚えました。 実演講座(11/5)では、参加者が実際に皮影戯の人形を操作する体験を通じて、芸能の技術と創造性に触れる貴重な機会となりました。
今回の企画は、静岡大学の会場提供・広報支援、ならびにファンディング担当者の皆様のご支援により、多くの方々にご参加いただき、盛況のうちに終了いたしました。
平江のアーティストたちは帰国後すぐに地元での公演を再開し、日本での経験が今後の創作活動に活かされることを語っております。
また、他地域の皮影戯アーティストとの交流から得た刺激をもとに、自らの表現の改革にも意欲を見せております。
本企画を通じて、伝統芸能の魅力を広く発信し、文化交流と学術連携の新たな可能性を拓くことができました。
ご支援・ご協力いただいたすべての皆様に、心より御礼申し上げます。











