アルコールとタバコの影響について

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アルコールについて

お酒は心身の疲れを癒し、人間関係を円滑にする潤滑油として、人々の間に広く定着しています。ところがこのようなお酒の効用が一般的に知られている一方で、20歳未満の飲酒の事案が本学においても皆無とは言えません。一歩間違えると生命の危機に晒される事態に陥り救急搬送されるケースもあります。
「イッキ飲みは絶対にしない、させない!!!」
特に新学期は新入生にとって危険な季節です。新入生コンパ、新入部員歓迎会、入寮生歓迎会…。急性アルコール中毒は一過性に“意識障害”をもたらします。
呼吸が困難になったり、体温低下など「死の危険」に陥り、病院での手当を急いで受けなければ、
一般人では助けることができません。

20歳未満の者の飲酒がもたらす自身への影響
「身体的な影響」・「精神面に及ぼす影響」・「対社会的不適応など」があります。

▲身体的影響
脳の発達、神経細胞破壊、脳萎縮。脳の成長期にあたる未成年者が飲酒するとリスク大。過度の飲酒が、アルコールに慣れていない体内で「酔いのレベル」が高度に上がり、急性アルコール中毒となる。脂肪肝や肝硬変へ繋がる「肝臓障害」を発症、あるいは、すい炎や糖尿病など「すい臓障害」を起こす。
▲精神的影響
飲酒開始年齢が早期であるほど、アルコール依存症を発症することが知られています。

また、飲酒期間が比較的短期間のうちに発症してしまいます。学習意欲の低下、将来への希望を放棄してしまう、精神的成長や心理的発達がストップしたままで、怒りっぽい、自己中心的など人格形成が変容してしまう。
▲社会的な不適応
理性的な行動を自らの力で制御不能となり、自分も他人も周囲のもの全体を傷つけてしまう。
性犯罪、危険な性行為を起こしてしまう。飲酒運転、怠学・成績不良・中退、実験や研究の能率低下、浪費や借金などの金銭トラブルを抱えてしまう。

日本の法律二十歳未満の者の飲酒の禁止に関する法律(令和4年4月1日改正法施行)要約
世界中、多くの国で若者の飲酒は法律で禁止されています。

①二十歳未満の者は酒類を飲用してはいけない。
②二十歳未満の者の親(未成年者を親の代わりに監督する者を
含む)は二十歳未満の者の飲酒を制止しなければならない。
③酒販売店は、二十歳未満の者に販売してはいけない。さらに、
年齢確認など飲酒防止の措置を講じなくてはいけない。

④親が飲酒を見過ごした場合、1,000円以上1万円未満の
「科料」に処せる。酒販売店の場合、50万円以下の
罰金刑に処する。            

つまり、本人が精神的・肉体的・社会的制裁を直接、間接的に受けるのと同時に、親や周囲の人間を刑罰に処する重大な違法行為であることを肝に銘じてください。

保健センターにおけるアルコールパッチテストについて

保健センターではアルコールに対応する適応症を判定するアルコールパッチテストを定期的に実施しています。健康診断等の行事のない下記の日程で行っています。

静岡キャンパス 毎週木曜日 13:30~14:30
浜松キャンパス 毎週木曜日 開室時間内

喫煙について

タバコを吸い始める時期の多くが大学1年生です。大学生になった解放感から、また、先輩に勧められた、タバコを吸っている先輩がかっこよく見えた、などのちょっとしたきっかけからタバコを吸いはじめることが多いようです。
しかし、タバコは毒物の缶詰といわれ、200種類にも及ぶ有害物質のかたまりです。発癌物質がたっぷり含まれているタール。体を酸欠状態にさせる一酸化炭素。依存性があるニコチン(喫煙を繰り返すと、ニコチンなしではいられなくなる「ニコチン中毒」「ニコチン依存」と呼ばれる状態になります。)また、喫煙により動脈硬化、心筋梗塞、肺気腫、皮膚の老化など様々な病気を引き起こします。さらに、20歳未満の時期は新陳代謝が活発なため、有害物質が取り込まれやすくなっています。
「たばこの誘惑に負けないで!」
また大学内は敷地内全面禁煙です。喫煙者本人 だけでなく周囲の人の健康への影響(受動喫煙の防止)、火災・事故防止のためにも喫煙者はルールを守るとともに、禁煙を心がけるようにしましょう。
大学の保健センターでは、禁煙についての相談に応じるとともに、禁煙支援も行っています。

 

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