T.R(2026年3月 情報社会学科卒業)
はじめに
静岡大学情報学部情報社会学科を卒業し、現在は名古屋のIT企業にてシステムエンジニアとして働いています。大学時代は少林寺拳法部に所属し、3年次からは高口研究室にも所属していました。学業、課外活動も行いながら、アルバイトや短期留学など、様々なことにもチャレンジしてきました。
現在は主に製鉄業向けのシステム開発に携わっており、社会人としての第一歩を踏み出したところです。今回は、大学4年間の思い出や学び、そしてそれが現在の仕事にどのように活かされているかをお話しさせていただきます。
1. 情報社会学科での学び
1-1. 授業での学び
大学入学前、情報社会学科で学べる魅力は、情報学という視点から様々な学問分野に触れられる点だと考えていました。実際私も多様な学問分野に触れながら自身の興味を探していこうと考えていたため、1〜2年次は「ライフコミュニティ」「メディアコミュニケーション」「公共ソサエティ」の3分野の授業を幅広く履修しました。多様な領域に触れる中で、自分が特に何に強い関心を持っているのかを探求していきました。
その中で私は「ライフコミュニティ」や「公共ソサエティ」の分野に強い興味を抱くようになり、最終的には「社会調査士」の資格も取得しました。
1-2. 研究室での学び
3年の7月からは高口研究室に所属し、ニュースに関するプレゼンテーションやビジネスコンテストへの出展などに挑戦しました。1〜2年次で培った基礎知識を発展させ、実践的なアウトプットを行うことで、情報学に関する学びをより一層深めることができました。
高口研究室は学びを深める場だけでなく、先生や同級生との関わりを通じ、大学生活最後にかけがえのない思い出を作る場にもなりました。プライベートの時間にも定期的に集まり、たくさんの話をしながら楽しく過ごせたことは今でも素敵な思い出です。
1-3. まとめ
少し蛇足してしまいましたが…(笑)、大学での4年間を通じて「多様な視点で社会を捉える力」「分かりやすく他者に物事を伝える力」、「他者と協同しながら課題に取り組む力」を身につけることができ、それらは今の私を形作る大きな財産となっています!
2. 課外活動と大学生活全般について
学業と並行して、課外活動やプライベートでも様々な挑戦をしました。
2-1. 少林寺拳法部での活動
特に注力したことは、少林寺拳法部での活動です。週3回の練習に加え、春と秋に開催される大会や、夏と冬に開催される合宿など、1年を通じてアクティブに活動していました。入部当初は男子部員の割合が高く、ハードな練習に追いつくのが大変で、辛さを感じることもありました。しかし、同期や先輩・後輩とコミュニケーションを重ねて仲を深め、互いに支え合うことで4年間やり抜くことができました。未経験からスタートしましたが、3年次には黒帯を取得し、4年次の県大会では入賞、さらには全国大会への出場も果たすことができ、最高の形で締めくくることができました。
2-2. アルバイトについて
また、大学生活全般においても「まずはやってみる」ことを大切にしました。アルバイトでは塾講師やフィットネスジムのスタッフをはじめ、スイーツ販売や飲食店のホールなど、多様な職種を経験しました。学業や部活動とのスケジュール調整やバランスを取ることは簡単ではありませんでしたが、試行錯誤しながら取り組むことができました。
2-3. 人との関わり
人との関わりにおいても多くの人と関わることを大切にし、その中でコミュニケーション力を養うことができました。様々な人と関わる中で、より良い関係構築のためのコミュニケーションの取り方を身につけられたと感じています。
2-4. 語学留学について
さらに、大学4年次の9月には1ヶ月間マルタで語学留学をしました。私にとって人生初の飛行機、海外経験であり、見るもの触れるもの全てが初めてのことばかりでとても緊張しました。しかし、現地で様々な国から来た人々とコミュニケーションを重ねる中で、多様な文化や考え方に触れ、自身の価値観を大きく広げることができました。未知の世界に飛び込み、自分の世界観を広げられたことは、本当に素晴らしい経験となりました。
3. 現在の仕事内容
現在は、製鉄業の品質設計に関する画面設計を担当しています。先輩社員が途中まで作成してくださったドキュメントを引き継ぎ、加筆・修正を行う形で設計業務を進めています。新入社員の1年目は、単体テストやコーディングから担当することが一般的とされていますが、私は早い段階からシステムの仕様や画面設計という上流工程に携わらせていただいています。
通常、1つのプロジェクトは1年程度で完了することが多いのですが、現在携わっているプロジェクトは完成までに約3年を要する大規模なものです。若手のうちから長期的かつスケールの大きいプロジェクトに携われることは、エンジニアとして貴重な経験であり、毎日が刺激と学びの連続です。
4. 大学での学びと現在の仕事の関わり
システムエンジニアと聞くと、「パソコンに向かって黙々と作業する」イメージを持たれるかもしれませんが、実際には顧客やチームメンバーとのコミュニケーションが重要な職種です。ここで活きているのが、情報社会学科での学びです。
学科の授業では、スライド作成やホームページ構築、動画制作など、様々なメディアを活用して「自分の考えや想いを他者に伝える」機会が数多くありました。これらの授業に取り組む中で、どうすれば相手に分かりやすく伝わるのか、より良いコミュニケーションのあり方とは何かを自然と学んでいたと感じます。
現在の仕事においても、「相手にとって最も分かりやすい伝え方は何か」という視点を常に意識してコミュニケーションを取っています。そのおかげで、認識の齟齬を防ぎ、スムーズな意思疎通を図ることができています。どの職種に就いたとしても不可欠となる「コミュニケーションの基礎力」を、多様なメディア表現を通して学べたことは、情報社会学科ならではの大きな強みだと実感しています。
5. 後輩の皆さんへ
大学の4年間は、自分次第でどこまでも可能性を広げられる時間です。私は学業だけでなく、課外活動、アルバイト、海外留学と、目の前のことに全力で取り組んできました。だからこそ、多くの学びを得ることができ、心から「満足のいく大学生活だった」と言えます。
情報社会学科には、自分の興味を深め、成長できる環境やチャンスがたくさん転がっています。ぜひ後輩の皆さんも、身の回りにあるチャンスを逃さず最大限に活用し、自分らしく実のある大学生活を作り上げていってください。応援しています!