依頼講演④:渡邉瑞貴先生

Fine clothes make the man

いつも第50回若手ペプチド夏の勉強会のHPをご覧いただき、ありがとうございます。突然ですが、この溶けそうな暑さの中どんな服を着ていますか?

表題の「Fine clothes make the man」の直訳は「立派な衣服が人をつくる」となり、”人は外見しか見えないので、まずは見た目を大事にすれば印象を変えることができる”という意味があるそうです。

さて、今回は第50回若ぺの依頼講演④でご講演いただく渡邉瑞貴先生のインタビューをご紹介させていただきます。

渡邉瑞貴先生

渡邉瑞貴先生は、北海道大学大学院薬学研究院・創薬有機化学研究室で講師を務められており、ペプチドの構造(外見)を整えることで、機能(印象)を制御する合成小分子を用いた創薬研究に従事されています。世話人②(シンガポール産)は、ケミカルバイオロジー関係の学会で一緒になることが多く、ペプチドミメティックという共通点もあるため、親しくお付き合いさせていただいております。それでは、イケメン・渡邉瑞貴先生のシクロプロパンのように尖ったインタビューをどうぞ。

1)現在、どんな研究をされていますか?その研究との出会いについても教えてください。
シクロプロパンを用いた配座制御を鍵とした分子設計によるメドケムが中心です。学部4年生になった時に、たまたま定員割れしていた松田彰研究室に配属し(単位数が少な過ぎて配属先の選択権がなかった)、当時助教授で現ボスの周東智先生につくことになった(同期でじゃんけんして決めた)のが、シクロプロパンとの出会い。卒業後の2009年に海外留学する際には、もう二度としクロプロパンを触ることは無い…と思っていたのに、2年半前に戻ってきてしまった。。

2)今後どのように展開していきたいですか?
どうやってボスの仕事の枠から抜けるかが目下の課題。シクロプロパンを触っている限り、ボスのお手伝いにしか見られないですよね…?あ、でも、決してシクロプロパン縛りがあるわけでも嫌いな訳でもないです!自由です!好きです!でも、ボスの好みに合わないテーマは却k…(ry

3)あなたが尊敬している科学者を教えてください。またその理由は?
これまでに出会った先生方みんな。みんなすごいなーって思ってます。特に、鳴海さんを筆頭とした、若ペプに参加されてる同世代の先生方。

(原文ママです。世話人②はホソボソと生きています)

4)研究能力の中であなたが最も大切だと思う能力を1つ教えてください。またその理由は?
んー、、、洞察力、コミュ力、アホになること、でしょうか。
アホになって(開き直って)ごちゃごちゃ考えずにとりあえず手を沢山動かすしかない時がある気がする。。

5)若手研究者に特に伝えたいことを教えてください。
海外留学しましょう!別に研究しなくてもいいので!!笑
自分がマイノリティ(=異物)となる社会での生活は、人生にとって必ずプラスになる経験になると思います。

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