量子効果を利用した材料特性が温度に依存しない材料を発見

BaTiO3は,積層コンデンサなどに広く利用されているまたとでも有名な物質です。BaTiO3を利用する上で摂氏マイナス5℃だった構造相転移がデバイスの温度安定に大きな障害となます.我々はBaをCaに入れ換えることで量子相転移を発見しました。量子相転移が現れる臨界組成 x=0.233の結晶において,誘電率の他に,弾性,電気機械結合常数,圧電定数等の物理量が水の沸点から-273°C付近までの広範な温度範囲には殆ど変化しないことを判明しました.これによって,誘電・圧電素子応用で極めて重要な温度特性の抜本的改善への可能性を示しました.

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