【大学アーカイヴズ】「穆寮の会」様より旗と額を寄贈いただきました

人文社会科学部の前身は文理学部(1949~1965)ですが、その頃校舎は静岡駅北の大岩(現在の城北公園の場所)にあり、そこには不二・穆・映・魁・悟という名の5棟の学生寮もありました(全部合わせて仰秀寮といいました)。そのうち穆寮を卒寮された方々による親睦グループである「穆寮の会」様より、本日旗と額が人文社会科学部に寄贈されました。

旗は180センチ×240センチの大きなものです。「1961」と書かれているので、その年に作られたものでしょう。

 

一方、額には「穆」という字の書がおさめられています。当時静岡大学で働いていた事務職員が書いたものとのことです。

大切に保存させていただきます。どうも有難うございました。

 

令和6年度静岡歴史教育研究会成果報告書を刊行しました

静岡歴史教育研究会の活動の一環として実施された以下のイベントに関する記録が掲載されています。

・第3回高大連携社会科研究発表会(2024年12月)

・地歴教員養成講座(全10回)

静岡大学学術リポジトリからも内容を閲覧することができますので、ぜひご覧ください。

 

2024年度第7回地歴教員養成講座のお知らせ

2024年度第7回地歴教員養成講座を開催します。

日時:10 月12 日(土) 13:30~
場所:人文社会科学部B 棟302
内容:大学教員の講演
<地理>
・清水克志(筑波大学)
「園芸農業の歴史的展開―近代の静岡県を例として」
<世界史>
・矢野涼子(静岡大学)
「第二次世界大戦下のハワイにおける日本人移民」
<教員採用試験対策:論述問題>
担当:松井秀明(NHK文化センター)
牧野一高(榛原高校)
水野彰紀(静岡県立中央図書館/前静岡市立高校)
*連絡*
・事前申込は不要です。ご都合にあわせてご参加ください(途中退出可)。

2024年度第7回地歴教員養成講座

画像をクリックするとPDFをダウンロードできます

【世界史分野(戸部)】ロンドンで史料調査を行いました

世界史分野の戸部は9月下旬にロンドンにて史料調査を行いました。アジア史を担当している戸部がなぜロンドンで調査?と思うかもしれませんが、近代においてイギリスとアジアとの交流は盛んに行われていましたので、当然のことながらイギリスにも当時のアジアについて記録した史料はたくさん残存しています。

ロンドンの街並み

今回調査したのは、ロンドン市内のファリンドンという地下鉄駅から歩いて10分ほどのところにあるThe London Archives(ロンドン文書館)というところです。近代に中国や日本、台湾だけでなく英領インドやセイロン、オランダ領東インドなどで生産されたお茶を仕入れ、世界各国に輸出していたハリソンズ&クロスフィールド社、およびその関連企業の文書資料が膨大に所蔵されています。

文書館の入口

そのような史料群なので、もちろん一日では調査しきれません。今回で実に4回目の調査です。3日間しか時間が取れませんでしたが、それでもがんばって有用な史料を千ページ以上撮影することができました。日本に帰国後、それらを整理し、じっくりと読み込んでいくことになります。

休憩室でホッと一息

調査に際しては、書店で資料を購入したり、研究テーマに関わる地域を歩いてみたりすることも大事です。今回も、お茶屋さんを回ったり、20世紀末までお茶のオークションが行われていたという場所に行ったりしてみました。後者については再開発が進み、当時を想起させるようなものはほとんど見つけることができませんでしたが、テムズ河との位置関係など、現地に行かないと気付けないようなこともいろいろありました。

ロンドン大学そばの由緒ある書店

今後も調査を続けていきながら、成果を少しずつ出していきたいと思います。なお、今回の調査においては科学研究費補助金基盤研究(C)「多様性という視野から見た日本茶業・茶文化に関する分野横断的研究」(課題番号:24K15483)の補助を受けています。

第10回高大連携歴史教育研究会大会が静岡大学にて開催されます

第10回高大連携歴史教育研究会大会が静岡大学人文社会科学部棟にて7月27日(土)と28日(日)の二日間にわたって開催されます。詳しい日程は以下のリンク先にてご確認下さい。

高大連携歴史教育研究会・第10回大会のお知らせ

高校と大学の垣根を超えて歴史教育について考える全国組織です。ご関心をお持ちの方々は、事前登録の上ご参加下さい。

世界史食事会を開催しました

世界史分野の恒例行事である「世界史食事会」を、コロナ流行以来、5年ぶりに開催しました。

古い時代に世界各国で食べられていた料理を、当時のレシピを参考にして復元し、みんなで食べる、というこのイベント。今年度前期は古代ローマ料理を復元しました。

心地よいカルチャーショックを感じつつ、おいしくいただきました。

世界史食事会 チラシ

世界史食事会チラシ

左から茹でローストチキン、古代ローマ風リゾット、カブのサラダ

新2年生歓迎静岡歴史散歩を開催しました

恒例の新2年生歓迎静岡歴史散歩を実施しました。コースは以下の通り。

静岡駅北口集合→賤機山古墳・静岡浅間神社→徳川慶喜邸宅跡→ミス・カニンハム(英和女学院旧宣教師館)→駿府城公園(天守台発掘現場・巽櫓)→昼食→駿府城公園内堀(陸軍34 連隊)→静岡平和資料センター→上伝馬町(東海道)→教導石・市役所・県庁庁舎→日赤病院のクスノキ・静岡銀行本店(登録有形文化財)→札の辻にて解散

賤機山古墳では静岡市の学芸員の方にご説明いただき、静岡平和資料センターでも館員の方にお話をうかがいました。

また、ミス・カニンハムではイベントが開催中だったため、予定外に内部を参観することができました。

静岡浅間神社の見学

矢野涼子講師が着任しました

世界史分野の教員として矢野涼子講師が4月1日に着任しました。ご専門はオセアニア近現代史で、太平洋諸島植民地における現地住民たちと支配者たる欧米人との関係性について主に研究されています。
これにて歴史学・考古学コースは再び教員7名体制に戻ります。

人文社会科学部の歴史を紹介した常設パネルを展示しました

新学期のスタートに合わせて、人文社会科学部A棟ロビーに、静岡大学人文社会科学部のあゆみ(1968年以前)を紹介した常設パネルを展示しました。人文社会科学部は、1922年に旧制静岡高等学校として設置されて以来100年以上の歴史を有しますが、パネルを見ればその概要を知ることができます。

人文社会科学部の歴史についてもっと詳しく知りたくなった方は、ぜひ「人文社会科学部大学アーカイヴズ委員会(旧・大学アーカイヴズ・プロジェクト)」ページに掲載されている冊子や動画をご覧いただければ幸いです。