教員スタッフ

日本史分野

貴田潔 准教授(日本中世史)
日本中世史における地域社会論。文献資料の読解とともに現地調査の成果にもとづき前近代の村落景観を復原するフィールドワークの方法論を模索している。

松本和明 准教授(日本近世史)
日本近世史における寺社支配の研究。おもに寺社領(朱印地)をフィールドに、幕府・藩・寺社領主・地域社会の視点から、支配の仕組み・あり方について考えている。

世界史分野

藤井真生 教授(ヨーロッパ中世史)
東中欧のチェコを中心に、中世における国家共同体や民族意識の形成過程、植民運動、さらには宮廷文化や図像資料、飲酒文化などを研究しています。中世ヨーロッパ社会という異文化を考察することで、現代日本社会における常識や価値観の相対化を試みています。個人の研究とは別に、全学的プロジェクトでは、発酵とサステナブルな地域社会研究所、多文化共生研究所に参加しています。

主な業績:『中世チェコ国家の誕生』(昭和堂、2014年)、(翻訳)『中世仕事図絵』(八坂書房、2017年)。

教育面では、各種講義や演習、講読授業を担当するほか、中世史に限らず古代から近現代まで、幅広く西洋史に関わる卒業研究を指導しています。2024年度からは矢野先生に近現代史を担当していただき、おもに古代からルネサンスあたりまでのテーマを指導することになります。

直近3年間(2021-2023)の卒論指導分野:ビザンツ史、ローマ史、ソ連史、現代アメリカ史、近代イギリス史、近世アメリカ史、近代イギリス女性史。

その他、地歴教員養成講座を開催し、教員志望の学生・院生と現職教員による学び合いの場を提供しています。また、12月には高校生による文系探究活動の成果発表会・大学生との交流会を開催しています。

矢野涼子 講師(オセアニア近現代史)
19-20世紀の太平洋諸島植民地において、現地住民たちが支配者である欧米人に対し、どのような反応を示したかについて、特に「近代的」な政治制度の導入に注目しながら研究をしている。

戸部健 教授(中国近代史)
近代中国社会の特質とはどのようなものだったのか、教育や医療などの分野からの解明を目指している。

考古学分野

篠原和大 教授(農耕文化論)
弥生文化の研究。弥生土器など物質文化からみた社会集団の比較研究。地域社会における農耕の成立、展開の研究。

山岡拓也 教授 (先史考古学)
主に日本列島の旧石器時代を対象にして、当時の狩猟採集民の技術適応について研究している。