大学院

人文社会科学研究科比較地域文化専攻歴史・文化論コース(日本史学・東洋史学・西洋史学・考古学)

カリキュラム

1年生

総合講義(「歴史・文化論」・「言語文化コミュニケーション論」(ともに隔年開講)と研究法科目(指導教員が担当する「歴史・文化論研究法」)、専門科目を履修していきます。歴史・文化論コース以外の専門科目を受講することももちろん可能です。幅広く学びつつ、指導教員とも相談しながら、自身の研究の方向性を決めていきましょう。なお、歴史・文化論コースで開講されている歴史学系・考古学系専門科目のうち、1年生次から受講できる科目は以下のとおりです。

日本史
日本中世の環境と文化、日本近世の法と社会、日本中世社会史演習Ⅰ・Ⅱ、日本近世史演習Ⅰ・Ⅱ

世界史(東洋史・西洋史)
近現代中国の社会と文化、中世ヨーロッパの文化と社会、中国近現代史演習Ⅰ・Ⅱ、中世ヨーロッパ史演習Ⅰ・Ⅱ

考古学
旧石器時代の文化と社会、弥生時代の文化と社会、先史文化論演習Ⅰ・Ⅱ、農耕文化論演習Ⅰ・Ⅱ

2年生

引き続き専門科目などを履修しつつ、修士論文作成に向けて比較地域文化特別演習Ⅰ・Ⅱも受講します。その上で修士論文を作成・提出し(例年1月下旬が締切)、口頭試問を突破する必要があります。以上のステップを踏み、必修科目の単位を必要なだけ取り、かつ全体で30単位以上を取得することができれば、晴れて修了です。

 

資格

中学校教諭・高等学校教諭専修免許状

すでに中学校教諭一種免許状(社会)を取得している場合は、比較地域文化専攻で社会の教科に関する科目を24単位履修すれば、中学校教諭専修免許状(社会)を取得することができます。また同様に、高等学校教諭一種免許状(地理歴史)をすでに取得している場合は、比較地域文化専攻にて地理歴史の教科に関する科目を24単位取得すれば、高等学校教諭専修免許状(地理歴史)を取得することができます。

 

進路

進路としては、高等学校・中学校の教員、公務員、企業、他大学大学院への進学などがあり、そのうち特に多いのが教員と公務員です。一方、外国人留学生の場合は企業への就職や進学が一般的です。また、社会人で、キャリアアップや学び直しのために入学する方もいます。

近年の進路としては、例えば次のようなものがあります。

1)公務員(独立行政法人などを含む、非常勤職員を含む):富士宮市役所、豊橋市役所、近江八幡市役所学芸員、丸亀市役所、品川区役所、埼玉県埋蔵文化財調査事業団、千曲市文化財センター学芸員、中華人民共和国内モンゴル自治区内の博物館

2)高等学校教員(非常勤講師を含む):静岡県(私立を含む)、岐阜県

3)企業:三菱電機ビルテクノサービスほか多数

比較地域文化専攻歴史文化論については、このサイトのほかに、人文社会科学研究科比較地域文化専攻のサイトもご確認下さい。