PNAS誌に論文が掲載されました
山下寛人助教は、米国科学アカデミー紀要 (PNAS) に、栽培環境エミュレータ (高機能型人工気象器) を用いた水稲の未来環境応答に関する論文を掲載しました.本論文では、栽培環境エミュレータを用いて、温暖化が進むと想定される将来 (21世紀末、2100年) の生育環境を人工的に構築し、温暖化が水稲生育に与える影響の一端を明らかにしました.なお当研究は、前所属先の農研機構作物研究部門で主に行った成果です。
H. Itoh*, H. Yamashita*, K. C. Wada*, J. Yonemaru, Real-time emulation of future global warming reveals realistic impacts on the phenological response and quality deterioration in rice. Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 121(21), e2316497121(2024).
https://doi.org/10.1073/pnas.2316497121
*Co-first authors