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SSPN誌に論文が掲載されました

 

日本土壌肥料学会の欧文誌「Soil Science and Plant Nutrition」に以下の論文が掲載されました.

 

Nutritional characterization on growth and ionome profiles in Japanese wasabi cultivars (Eutrema japonicum) under hydroponics.
Yamashita H, Mihara H, Hisamatsu S, Morita A, Ikka T*.
Soil Sci. Plant Nutr. https://doi.org/10.1080/00380768.2023.2276716 (2023)

 

本論文では、日本の伝統的な工芸作物であるワサビについて、生育や元素集積特性に関する窒素嗜好性とpH応答を中心に、その植物栄養学的特徴を初めて明らかにしました.

静岡県の伝統的な水わさび栽培では、渓流を利用した栽培体系を構築しており、施肥管理等はほとんど行われておりません.そのため、ワサビの植物栄養学的知見は、ほとんど調査されてきませんでした.

本研究で得られた知見は、高品質・安定的なワサビ生産のために活用できればと思います.

 

なお、本研究は2021年に大学院を修了したMさん (Co-first) の研究が軸となったものです.おめでとうございます!

日本土壌肥料学雑誌に論文が掲載されました

 

日本土壌肥料学雑誌に、以下の論文が掲載されました.

 

スラグによる茶園土壌の中和が幼チャ樹の生育および品質に及ぼす影響
山崎惟吹, 山下寛人, 廣野祐平, 森田明雄, 一家崇志
日本土壌肥料学雑誌. 96巻5号.  (2023)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/dojo/94/5/94_940514/_article/-char/ja/

 

日本の多くの茶園は、過剰な窒素施肥によって強酸性化が進んでおり、石灰投与による中和などの土壌改良を定期的に行う必要があります.

本研究では、その茶園土壌の中和に対して、廃棄物由来の循環型肥料であるスラグの施用を検討しました.

溶融スラグ、高炉スラグなどのスラグ施用により、茶園土壌を中和することが可能であり、茶樹の生育や品質への負の影響もほとんどみられないことが分かりました.

本研究の知見は、化学肥料に依存しない循環型作物生産の構築への貢献が期待できます.

 

2022年に大学院を修了したYさんの研究成果です.おめでとうございます!

研究室の同窓会 (第14回SUSPA会) を開催しました

 

2023年9月30日に静岡大学農学総合棟にて、研究室の同窓会である第14回SUSPA会を開催しました.

SUSPAという名称は、土壌学及び肥料学研究室と農林地質学研究室の2つの研究室名(Shizuoka University Soil science, Plant nutrition and Agricultural geology)に由来しており、現在の植物機能生理学・制御学研究室、環境微生物学研究室の卒業生から構成されています.

卒業生・事務局教員・学生を含め49名の参加者が集まり、昔話に花を咲かせながら、親睦を深めることができました.

次回は、4年後(2027年)の開催予定です.次回もまた、みなさん、ぜひお集まりください!

【参加者募集】中高生向けの研究室体験を開催します!

<日時>
2023年11月11日 (土) 9:00〜12:00

<場所>
静岡大学静岡キャンパス農学総合棟543・544室

<概要>
静岡県の特産品であるお茶について、栽培方法の違いや淹れ方によるお茶の成分変化を分析装置により測定する体験会を実施します.実際に、お茶の試飲で感じる旨味や苦味の違いを、成分分析の値と照らし合わせてみましょう!あわせて、大学での生活や進路の悩みについて、大学院生とお話する機会も設けますので、気軽にご参加ください.

<担当教員>
農学部応用生命化学科 助教 山下 寛人 (やました ひろと)
連絡先:yamashita.hiroto[at]shizuoka.ac.jp
※ [at]を@に変更してご利用ください。

<対象者>
中学一年生から高校二年生 (性別は問わない)
※保護者1名の同席も可

<定員>
5〜10名
※申込み受付は先着順とし、定員になり次第、締め切ります.

<参加申込みフォーム>
https://forms.gle/ERkdTjkJGtNd1pDB9
回答〆切:11/4

<農学部HPリンク>
https://www.agr.shizuoka.ac.jp/news/2940/

<後援>
静岡大学男女共同参画推進室

 

土肥誌に作物×オミクス解析に関する総説 (講座) が掲載されました

 

日本土壌肥料学雑誌で連載する「オミックス技術が切り開く土壌肥料学」講座シリーズに、作物×オミクス解析に関する総説を掲載しました.
オミクス情報に関する近年の技術発展に我々の研究事例を交えつつ、作物×オミクス解析の可能性についてまとめています.

 

オミックス技術が切り開く土壌肥料学:3. 作物生産の高度化に資するオミクス情報
山下寛人
日本土壌肥料学雑誌. 96巻4号.  (2023)

Plant Cell & Environ.誌に論文が掲載されました

 

山下寛人助教は、Plant, Cell & Environment誌に植物の遺伝子型×環境交互作用に関する解析論文を掲載しました。植物の表現型は、品種等による遺伝子型 (Genotype; G) の違いと生育環境の違い (Environment; E) によって規定されます。そのため、両者の交互作用 (G×E) の理解なくしては、表現型の違いの要因を理解することはできません。本研究では、レタス品種群 (G) の様々な光環境 (E) に対する応答 (G×E) に着目し、その複雑な代謝制御機構の一端を明らかにしました。なお当研究は、前所属先の農研機構作物研究部門で主に行った成果です。

 

Deciphering transcriptomic signatures explaining the phenotypic plasticity of nonheading lettuce genotypes under artificial light conditions
Yamashita H, Wada CK, Inagaki N, Fujimoto Z, Yonemaru J, Itoh H*.
Plant, Cell & Environment,1-15. https://doi.org/10.1111/pce.14677 (2023)

田んぼの草取り大作戦!

本日はあおあおと生い茂る水田の草取りを行いました.

熱中症対策で涼しい時間に行うため,集合はなんと4:30….

たまにはこんな朝活もいいかもしれませんね.

研究室生活を過ごしているとついつい運動不足になりがちです.

定期的に外で体を動かすのも大事ですね!

皆さんのおかげできれいな水面を取り戻すことができました^^

皆さん体調に気を付けて今日はゆっくり休んでください.

ラボの日常.

昨年度卒業された,品田さんよりお中元をいただきました!

暑い夏に最高です!ありがとうございます!

早速みんな食べ始めているようです^^

ダイズの播種を行いました.

7月4日に藤枝フィールドに大豆の播種を行いに行きました.

昨年度に引き続き,本年度も大豆の栽培を行っていきます!

昨年度の反省を生かし,今年はすくすくと育つ用に改良を加え,丁寧に播種していきます.