日本土壌肥料学雑誌に論文が掲載されました
日本土壌肥料学雑誌に、以下の論文が掲載されました.
スラグによる茶園土壌の中和が幼チャ樹の生育および品質に及ぼす影響
山崎惟吹, 山下寛人, 廣野祐平, 森田明雄, 一家崇志
日本土壌肥料学雑誌. 96巻5号. (2023)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/dojo/94/5/94_940514/_article/-char/ja/
日本の多くの茶園は、過剰な窒素施肥によって強酸性化が進んでおり、石灰投与による中和などの土壌改良を定期的に行う必要があります.
本研究では、その茶園土壌の中和に対して、廃棄物由来の循環型肥料であるスラグの施用を検討しました.
溶融スラグ、高炉スラグなどのスラグ施用により、茶園土壌を中和することが可能であり、茶樹の生育や品質への負の影響もほとんどみられないことが分かりました.
本研究の知見は、化学肥料に依存しない循環型作物生産の構築への貢献が期待できます.
2022年に大学院を修了したYさんの研究成果です.おめでとうございます!