月別: 2023年11月

茶業学会に参加しました

11月21日に佐賀県佐賀市のアバンセで行われた日本茶業学会に参加・発表しました.

以下の題目でM2の石黒くん,柳沢くん,M1の大貫さんが発表しました.

静岡県が保有するチャ遺伝資源2,500系統のゲノム多様性解析
石黒雄大 ,山下寛人, 齊藤佑介, 川木純平,永野惇, 一家崇志

逐次抽出法を用いた茶園土壌のリン蓄積形態とその可給性の評価
柳沢直希,山下寛人,廣野祐平,森田明雄,一家崇志

遺伝子発現から見たチャ休眠芽のフェノロジー制御機構
大貫真弥 ,川木純平,永野惇,一家崇志,山下寛人

休眠芽のサンプリング&大麦の播種

11/14に茶業研究センターで休眠がのサンプリングを行いました.

お茶は休眠する植物!今後も継続してサンプリングしていきます.

また,11/16日に静岡大学藤枝フィールドで大麦の播種を行いました.

数多くの品種の種を間違えないよう丁寧に植えていきました.

種を植えた後は,肥料をまきました.大きく育つのが楽しみです.

中部土壌肥料学会に参加しました

11/13日に三重大学で行われた,2024年度日本土壌肥料学会中部支部・中部土壌肥料研究会に参加・発表しました.

以下の題目でM1の尾嶋さんが発表しました.

チャのフッ素およびアルミニウム高集積特性の関係性
尾嶋志保,山下寛人,一家崇志

 

キャンパスフェスタに参加しました.

11/4に農学部で開催されたキャンパスフェスタにて,当ラボからM2の石黒君,利根さん,M1の大貫さんが参加しました.

大学サイト同時開催のこともあり,一般の方にたくさんお話を聞いていただきました.

専門分野の方がいる学会とは違い,自分の研究を一層わかりやすく伝える工夫に試行錯誤しつつ,ポスターを作製しました.

当日はお茶をつくっていらっしゃる方や静岡大学農学部を目指している方など多くの人に興味を持っていただき,新たな視点からの自身の研究を見ていただく場面もありました.

発表者の皆様,お疲れさまでした.

 

 

お茶の審査会に参加しました

日本茶インストラクター協会様主催の日本茶AWARDの審査員をさせていただきました.

昨年度までのプラチナ賞に加え,本年は日本茶飲料部門の2つの部門の審査を行いました.

当ラボのメンバーに加え,静岡大学お茶サークルの一煎の皆さんも参加しました.

当日は30以上ものお茶を飲み,評価をつけていきました.

中には見た目からもインパクトがあるものや,香りの高いもの,日本茶特有の渋みやうまみを有するものなど,多種多様な日本茶を評価するのは難しかったです.

なかなか急須で入れたお茶を飲む機会が減っていますが,改めて日本茶の良さを感じた一日でした.

また,日本茶飲料部門の審査では,何だか飲んだことがあるような?というお茶もあり,別の楽しさがありました.

最後には主催であり,本日のお茶を入れていただきました日本茶インストラクター協会の皆様と写真撮影を行いました.

日本茶インストラクター協会の皆様,貴重な機会をありがとうございました.

 

 

SSPN誌に論文が掲載されました

 

日本土壌肥料学会の欧文誌「Soil Science and Plant Nutrition」に以下の論文が掲載されました.

 

Nutritional characterization on growth and ionome profiles in Japanese wasabi cultivars (Eutrema japonicum) under hydroponics.
Yamashita H, Mihara H, Hisamatsu S, Morita A, Ikka T*.
Soil Sci. Plant Nutr. https://doi.org/10.1080/00380768.2023.2276716 (2023)

 

本論文では、日本の伝統的な工芸作物であるワサビについて、生育や元素集積特性に関する窒素嗜好性とpH応答を中心に、その植物栄養学的特徴を初めて明らかにしました.

静岡県の伝統的な水わさび栽培では、渓流を利用した栽培体系を構築しており、施肥管理等はほとんど行われておりません.そのため、ワサビの植物栄養学的知見は、ほとんど調査されてきませんでした.

本研究で得られた知見は、高品質・安定的なワサビ生産のために活用できればと思います.

 

なお、本研究は2021年に大学院を修了したMさん (Co-first) の研究が軸となったものです.おめでとうございます!