⁂国立感染研究所によると、手足口病の患者数が6月30日までの1週間で、1医療機関当たり6.7人(前週は5.18人)となり、国の警報基準(定点あたり5.0人/週)を超えました。この時期としては過去10年で最多のペースです。

静岡県:「手足口病」は、乳幼児を中心に手や足、口腔粘膜などに現れる水泡性の発疹を主症状とした感染症です。
今後さらに流行が拡大する可能性も考えられますので、感染予防に努めましょう。

詳しくは資料をご覧ください(資料:「手足口病」が流行しています)(PDF:155KB)

令和元年7月11日  健康福祉部医療健康局疾病対策課

【予防等】
*口からの飛沫感染、便や水疱内容物からの接触感染などがあります
手洗 いをするとともに 、 排泄物 を 適切 に 処理 することが 大切 です 。
※ ウイルスの 便 への 排出 は 、 治癒後 も 3 ~ 4 週間続 きます 。
・口内に病変がある場合には、飲食に痛みを伴い、食欲不振となることがあります。
刺激を避けるため、軟らかめで薄味の食事にしたり、少量ずつでも食べる等、水分補給、栄養補給に努めましょう。
・高熱、嘔吐、頭痛といった症状や意識がはっきりしない、水分がとれず、ぐったりしているなどの状態のときは、すぐに医療機関を受診してください。

大人への注意
*手足口病はウイルス感染で、主に感染した人のセキやクシャミなどによる飛沫感染です。
6歳以下の乳幼児が患者の9割を占めますが、大人も手足口病に感染し、感染すると症状が重いこともあります。発疹の痛みは大人のほうが強く出ます。とにかく痛く、足裏などにひどく出ると歩けないほどになります。また、インフルエンザにかかる前のような、全身倦怠感、悪寒、関節痛、筋肉痛などの症状が出ることがあるのも、大人の特徴です。
休養を十分に取り体力を落とさず、免疫力をアップさせておくことが大切です。