草加市立歴史民俗資料館で開催されている「追憶の豊田三郎」展にて、人文社会科学部所蔵の『校友會雑誌』第4号(1926年)が展示されています(12月17日まで)。
豊田三郎は埼玉県草加市の出身。1924年から27年までのあいだ旧制静岡高等学校で学び、東京帝国大学に進んだ後、著名な作家となりました。ご興味をお持ちの方は、ぜひ足をお運びください。
草加市立歴史民俗資料館で開催されている「追憶の豊田三郎」展にて、人文社会科学部所蔵の『校友會雑誌』第4号(1926年)が展示されています(12月17日まで)。
豊田三郎は埼玉県草加市の出身。1924年から27年までのあいだ旧制静岡高等学校で学び、東京帝国大学に進んだ後、著名な作家となりました。ご興味をお持ちの方は、ぜひ足をお運びください。
静岡大学人文社会科学部考古学研究室では浜松市とともに、浜松市北区滝沢町に所在する滝沢鍾乳洞遺跡と行者穴遺跡の発掘調査を2020年度から継続的に実施しています。滝沢鍾乳洞遺跡と行者穴遺跡はお互いに近接する洞窟遺跡です。行者穴遺跡においては1998年度に浜松市博物館による発掘調査が実施され、縄文時代草創期に遡るとみられる資料が出土していました。2022年度にその調査区を再発掘したところ、後期旧石器時代後半期の初頭に遡る炉跡とみられる遺構が残されていることがわかりました。今年度(2023年度)は、9月12日から26日の15日間で行者穴遺跡の発掘調査を実施し、昨年度の調査区の土層断面を記録するとともに、調査区を拡張して発掘しました。そうしたところ、後期旧石器時代後半期初頭の文化層よりも新しい時期(あるいは時代)の文化層が残されていることが新たにわかりました。今後、出土遺物の年代測定を実施して、その文化層の年代を明らかにする予定です。なお、今年度の発掘調査は科研費基盤研究B「更新世末から完新世初頭における先史狩猟採集民の生態資源利用をめぐる研究 」(2023年4月~2028年3月 代表:山岡)の調査研究として実施されました。
日本史分野・考古学分野では、11月4日(土)に、それぞれの地域で文化財の保存と活用に携わる卒業生の先輩方をお招きする「読書会」を実施しました。今年度は「まちづくりと文化財の活用」という共通テーマを立て、各報告のもと、卒業生・在学生・教員が議論を交わしました。世代を超えて両研究室のつながりをつくり、相互に知見を広げ、学び合う場となっています。
・菊池吉修:
「文化財を活かした地域づくり~静岡県での取組~」
・恩田知美:
「国史跡船来山古墳群を活かしたまちづくり~小さな本巣市だからできること~」
・山本邦一:
「基礎自治体の文化財行政職員に求められること~掛川市の事例~」
来たる11月4日(土)・5日(日)に静岡大学でキャンパスフェスタが開催されます。
日本史分野と考古学分野でも、それぞれの研究室で「古文書展」と「考古展」を開きます。
大学生たちによる共同研究の成果をお楽しみください。
古文書展「安倍郡大原村における土地争論」
考古展「静岡県賀茂郡松崎町に残されている古道について」
なお、大学祭・キャンパスフェスタの期間中は、一般車両による入構が制限されます。お越しの際は公共交通機関をご利用ください。