1年生
入学してから1年間はコースに所属せず、社会学科の学生として学習していきます。様々な授業を受講しながら、2年次以降 にどのコースに進むかについて考える期間です。なお、歴史学・考古学コースでは1年生を対象に下記のような授業を開講しています。歴史学・考古学コースに進もうと考え ている学生はなるべく受講するようにして下さい。
日本史 | 世界史 | 考古学 |
(全コース共通)歴史学概論 | ||
日本史概論 | 外国史概論 | 考古学概論 |
2年生
1年生の最後にコース分けの面接が行われ、そこで認められれば、2年生から歴史学・考古学コースの学生となることができます。 ただ、2年生の段階ではまだ分野には分かれません。様々な授業を受講したり、歴史学・考古学コースの教員と相談したりしながら、3年次以降にどの分野に進むか決 めていきます。なお、2年生を対象とした歴史学・考古学コースの科目は以下のとおりです。
日本史 | 世界史 | 考古学 |
日本史概説 日本史基礎演習Ⅰ・Ⅱ 古文書演習Ⅰ |
西洋史概説 アジア史概説 世界史基礎演習Ⅰ・Ⅱ |
考古学概説 考古学基礎演習Ⅰ・Ⅱ 考古学実習Ⅰ |
(全コース共通)比較文明史、比較地域史、文化交渉史、社会関係史 |
3年生
2年生の最後に分野分けの面接が行われます。そこで3年次以降の所属分野が決定します。以後2年間は、それぞれの分野のゼミ(科目名は「研究演習」)において卒業論文を書くための準備(資料調査・文献読解・研究報告など)を していきます。ただ、分野に所属したからといって、他の分野のゼミに参加できないというわけではありません。日中関係史や東西交流史などのように、幅広い 知識が必要とされる研究分野もあります。そのような学生はぜひ複数のゼミに出席するようにして下さい。なお、3年生以降の学生を対象とした講義科目もあり ます。あわせて受講するようにして下さい。
日本史 | 世界史 | 考古学 |
日本中世社会史 日本中世文化史 日本近世社会史 日本近世地域史 日本史学史料講読Ⅰ・Ⅱ 古文書実習Ⅱ・Ⅲ |
アジア文明史Ⅰ・Ⅱ アジア社会史Ⅰ・Ⅱ ヨーロッパ文明史Ⅰ・Ⅱ 西洋社会史Ⅰ・Ⅱ アジア史文献講読Ⅰ・Ⅱ アジア史史料講読Ⅰ・Ⅱ 西洋史文献講読Ⅰ・Ⅱ 西洋史史料講読Ⅰ・Ⅱ |
農耕文化論 農耕社会論 先史文化論 先史社会論 考古学資料講読Ⅰ・Ⅱ 考古学実習Ⅱ・Ⅲ |
(全コース共通)研究演習Ⅰ・Ⅱ |
4年生
いよいよ最終学年。各分野のゼミ(科目名は「卒業演習」)に参加しつ つ、卒業論文を完成させることが最終目標です。また、単位の取りこぼしなどにも注意しましょう。なお、卒業論文の単位は、卒業論文を提出し、かつその後の 口頭試問に合格することで取得することができます(近年書かれた卒業論文の題目については、こちらをご覧下さい)。
日本史 | 世界史 | 考古学 |
(全コース共通)卒業演習Ⅰ・Ⅱ、卒業論文 |
以上のステップを踏み、必修科目の単位を必要な数だけ取り、かつ全体で124単位を取得することができれば、晴れて卒業です。
なお、他コースの授業も含めた総合的な履修のモデルについては、「歴史学・考古学コース 履修モデル」(静岡大学人文社会科学部ウェブサイト)も参照のこと。