2025年度日本史分野新3年生遠足を行いました

5月の日曜日に、日本史分野では恒例となっている新3年生の遠足を行いました。

今年度は清水のうち湊として賑わっていた区域を散策しました。

JR清水駅に集合してバスに乗車し、まずは港橋停留所で下車して「甲州廻米置場跡」を見学しました。甲斐国・信濃国の年貢米は、富士川をくだり海に出て、いったん清水湊のこの場所に集積されたのち、廻船で江戸などへ運ばれていたという、江戸期の物流を支えていた由緒ある場所でした。

船宿「末廣」の二階。次郎長が開いた英語塾の様子が復元されていました

その後はすべて徒歩で、巴川をわたった先の本町にいたり、清水西宮神社・次郎長生家を見学し、再び巴川をわたり、明治期に次郎長が清水波止場に開業させた船宿「末廣」(復元)で展示とともに次郎長の生涯についてのビデオを視聴させていただき、理解を深めました。

 

 

最後にフェルケール博物館を訪れ、半日歩いてきた清水の歴史について学びました。

 

フェルケール博物館を見学しました

ドリームプラザと観覧車。その先には港の景観がひろがる…

 

エスパルスドリームプラザで解散し、学生の皆さんがその後どこへ向かったかは(よう)としてしれませんが、曇天ゆえ比較的涼しく、また皆さん以外とこの界隈を訪れるのははじめてだったようで、次郎長を中心に、清水の歴史の一端にふれることができた有意義な一日になりました。なかの人は中年ゆえ疲れました…

2025年度新2年生歓迎静岡歴史散歩を開催しました

5月初旬に、コースの恒例行事でもある静岡歴史散歩を開催しました。

歴史学・考古学コースを選択した新2年生の歓迎と懇親を目的としています。

駿府城東御門・巽櫓を攻めようとしています

賤機山古墳を見学中です

今年度は新静岡セノバに集合し、午前中は西郷・山岡会見碑から静岡県庁本館・静岡市役所本館を経由して駿府城東御門・巽櫓を見学、駿府城公園にて昼食をとりました。

午後は石垣の発掘現場・旧静岡英和女学院宣教師館(ミス・カニンハム)・徳川慶喜邸跡を経て、静岡浅間神社と賤機山古墳の見学を行いました。

その後は、茶町に向かい「Kinzaburo」で「茶っふる」をおやつに小休憩をとり、静岡市茶市場・金座町から静岡空襲の爆撃中心点と静岡銀行本店の建物を横目に、札の辻にいたり解散しました。

教員とともに、静岡市職員のかたの解説もいただきました。また、総勢26名と大人数のうえ、ドイツからの留学生も参加してくれました。

天候に恵まれ、少々暑かったのが難点でしたが、普段であれば見過ごしがちなスポットも多く、その点においても有意義な一日であったかと思います。

2025年度第2回地歴教員養成講座を開催します

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日時:5月24 日(土) 13:30~
場所:人文社会科学部B 棟302
内容:高校教員の公開授業、交流会

<日本史>
・松井秀明(浜松市立高校)
「袋井西小学校の石碑が物語ること―心を揺さぶる地域史教材―」

<新年度交流会>
①高校教員の仕事 ②モノ教材の紹介

<教員採用試験対策:論述問題>
担当:松井秀明(浜松市立高校)
牧野一高(榛原高校)
水野彰紀(静岡県立中央図書館)

*連絡*
・事前申込は不要です。ご都合にあわせてご参加ください(途中退出可)。