和食展しずおかの発酵研連続講演会にて木村洋子教授が開発した酵母発酵シロップを販売します。また,連続講演会では発酵研Tシャツも販売します。ぜひお買い求めください。
Institute of Fermentation in Sustainable Society and Glocal Community 2025
和食展しずおかの発酵研連続講演会にて木村洋子教授が開発した酵母発酵シロップを販売します。また,連続講演会では発酵研Tシャツも販売します。ぜひお買い求めください。
東京・国立科学博物館で話題となった和食展が静岡市清水区で和食展しずおかとして開催されます。その一環として、発酵研では連続講演会「和食展しずおか」を下記の日程で開催します。
10月18日(土)第1回「静岡を日本のバスクに」美食都市サン・セバスティアンと和食
会場 清水マリンビル6階 大会議室6A
世界的な美食の都、スペイン・バスクのサン・セバスティアンは、海に面し、山地が多いなど、静岡と似ているところが多くあります。バスクは政治的な苦境のなかから、美食に活路を見出し、スペインの観光による経済活性化に貢献してきました。その経験から得られる教訓は何でしょうか。また、バスク料理には和食の要素が多々取り入れられています。異なる食文化を貪欲に受け入れる姿勢から学ぶところは少なくないでしょう。本講演会では、和食とヨーロッパの美食との影響関係を意識しつつ、日本また静岡におけるガストロノミーツーリズムのこれからを考えます。
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10月24日(金)法政学会講演会
会場 静岡大学静岡キャンパス人文社会科学部大講義室
和食が世界遺産に登録された後、日本において食分野での産官学連携はさらに活発になってきています。その現状はどのようであり、今後どのような展望を描けるか。クラフトビール開発に関わる数多くの産官学連携を進めてこられた、伊勢角屋麦酒を率いる鈴木成宗社長に、ご自身の経験と実績を踏まえてご講演をいただきます。
10月25日(土)第2回 ビールは和食
会場 清水マリンビル7階 展示室(7A)
徳川家康の大御所として駿府にいた1613年、イギリス船により日本にビールが初めて届きました。国産ビールが日本で初めてつくられたのが1877年、それ以降ビールは日本の食文化に次第に根づいていき、現代では「とりあえずビール」といわれるほど、和食に欠かせないものとなりました。本講演会では、和食におけるビールの歴史、ビール酵母の日本史のストーリー性による高付加価値化、そして聖地伊勢での味噌醤油醸造業とクラフトビールの展開や和食とのマリアージュをお話しいただきます。
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11月8日(土)第3回 登呂遺跡の米作りと酒の表象
会場 清水マリンビル6階 大会議室6A
日本で初めて弥生時代の水田遺構が発見された登呂遺跡は、考古学における稲作文化研究の金字塔です。1972年にオープンした静岡市立登呂博物館では、稲作の移り変わりや米の研究、古代稲作栽培の実験などを行ってきました。本講演会では、その実績をふまえて、米作りの起源や神事、登呂遺跡での米作りの取りくみについて考えます。また能・狂言の前身・猿楽の発生において、酒は重要な要素の一つです。今日の能・狂言においてさまざまなかたちであらわれる酒を整理した上で、それらが担っている役割について論じます。
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11月15日(土)第4回 和食と朝鮮通信使
会場 清水マリンビル6階 大会議室6A
徳川政権は鎖国していましたが、家康公の善隣外交の意思を朝鮮王朝が受け入れ、徳川将軍の代替わりのたびに通信使とよばれる使節が訪れました。1607年以降、清見寺は東海道を往還した歴代朝鮮通信使の、宿泊や供応を行っており、通信使や随員たちの書蹟や絵画など、歴史資料が多数保存されています。本講演会では、朝鮮通信使の歴史的役割、家康公による朝鮮通信使の饗応の膳、また有名な家康の鯛のてんぷらの史資料からの追跡を取り上げます。
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11月29日(土)第5回 静岡の茶と茶文化
会場 清水マリンビル6階 大会議室6A
和食には欠かせないお茶。静岡県はその代表的な産地、集散地として長らく君臨してきました。日本および静岡の茶はこれまでどのように形を変えながら親しまれてきたのでしょうか。静岡の人々にとってお茶は、茶畑の美しい光景であり、重要な産業のひとつであり、「みるい」芽が力を発揮し最も季節感を感じさせてくれる嗜好品です。丁寧に用意して誰かと共に賞味する格別な楽しみを与えてくれるお茶を再考してみましょう。
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本講演会は当日開催される和食展ツアーのコースのなかにも盛り込まれています。ご希望の方はツアーと合わせてご参加ください。
12月13日(土)第6回 和食を取り巻く環境
会場 清水マリンビル6階 大会議室6A
米を主食とし、だしのうま味をベースに、野菜や魚介が中心の一汁三菜を基本とした和食献立は、日本の自然や気候風土にあい、栄養面のバランスがよいだけでなく、肉類を多く食べる食事と比べて地球環境に与える負担が小さい。このようなことが和食文化国民会議でも指摘されています。一方で、和食のありようは多様で、変化しつづけてきてもいます。自然環境や社会変化に対応しながら、和食は今後どうなっていくのか。本講演会では、和食の将来を展望します。
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