2026年6月4日(土)、6月5日(日) 登呂遺跡南種子赤米栽培田植え

2026年6月4日(土)、6月5日(日)の二日にわたって、登呂遺跡にて二日間でおおよそ40名近くのボランティアの方により田植えを行いました。グローバル共創学部、理学部、農学部、人文社会科学部の複数の学科から学生さんたちも参加してくれました。

気温が上がるなか、台風のあとで水が多い田んぼでの長時間にわたる田植えは、身動きがとれず非常にハードでした。転んで全身泥だらけになる方たちが何人も出ました。長時間にわたる大変な作業を共有し、多くの楽しい会話が教員、学生、市民の皆さんとかわすことができたのはとても有意義でした。皆さんのお陰で今年度の田植えを無事に終えることができました。これから草取りをしながら、成長を見守りたいと思います。

鈴木実佳先生が100%赤米で稲荷寿司を試作してくださいました。山椒がアクセントとなり絶妙なおいしさでした。

2026年6月13日 KADOLABO 038 Accidental Terroir 完成報告会

発酵研は伊勢角屋麦酒との共同研究を実施しています。発酵研が採取した井川の茶壷屋敷の花酵母で伊勢角屋麦酒にビール醸造をしていただきました。今回はその完成報告を受けるため,伊勢角屋麦酒下野工場に伺いました。

静大からは伊勢角屋麦酒に6株の酵母を提供しました。伊勢角屋麦酒での官能試験で,そのうちの3株が採用され,3株を混合し培養したそうです。その培養された酵母により,オーク樽でビール醸造がなされました。スタイルは Belgian Strong Golden Ale です。口に含んだときにとても華やかなベルジャンスタイルの香りがあり,飲み込んだときの飲みごたえも感じられるビールでした。完成したビール名は「KADOLABO 038 Accidental Terroir」です。伊勢角屋麦酒直売店「麦酒蔵(びやぐら)」で購入できます。限定醸造のため,KADOLABO シリーズは「麦酒蔵(びやぐら)」のみでの販売になります。

報告会議のあと,工場の見学もさせていただきました。「KADOLABO 038 Accidental Terroir」を仕込んだオーク樽で記念撮影もさせていただきました。

親子参加者募集! 井川の自然・微生物探求親子ワークショップ

南アルプスユネスコエコパークミュージアムと共催して、7/20と8/9に親子向けのワークショップを開催します。小学5年生以上の親子の参加を募集します。

2025年7月に開館した南アルプスユネスコエコパークミュージアムは、井川地区の自然・文化・歴史を総合的に紹介する拠点として整備され、地域の魅力を深く学べる場になっています。今回、ミュージアムと大学が連携し、井川の自然環境に生息する微生物を題材とした体験型プログラムを実施します。

第1回(7/20)では、ミュージアムでの講義のあと、親子が井川を散策し、植物や落ち葉を採集します。採取した試料をミュージアムで培地に仕込み、その後は農学部・木村研究室で培養を進めます。約3週間後の第2回(8/9 静大農学部)では、培養された微生物を参加者が顕微鏡で観察します。

自然の中での採集体験と、大学での専門的な培養・観察を組み合わせることで、科学研究の流れを無理なく体験できる構成になっています。また、井川の雑穀文化など地域の暮らしとのつながりにも目を向けることで、子どもたちの科学的なものの見方と地域への関心を育むことを目的としています。2回とも現地集合です。

チラシのpdfファイルはこちらです

2026年5月30日(土)登呂遺跡南種子赤米栽培代掻き・畔作り

2026年5月30日(土)に登呂遺跡にておおよそ20名のボランティアの方により代掻きと畔作りを行いました。

気温が上がるなかで、水があまり入っていない田んぼでの代掻きと畔作りは大変ハードでしたが心地よい運動となりました。スペインのバリャドリッド大学から来ている留学生さん3名が大活躍してくださいました。ベトナムからの留学生さん2名も参加してくれ、参加者の国際色豊かに体を動かしながら交流を深めました。

今回から昼食を利用して赤米の調理と試食を開始しました。赤米の調理は精米しておらず、皮がついたままなので、水を吸ってくれず工夫が必要です。白米と赤米1:5で炊いたとこと、赤米の触感がぷちぷちとしており、カレーにあいました。今後少しずつ弥生時代に近づけた食事にしていきたいです。

2026年 登呂遺跡古代稲作赤米栽培・酒造りボランティア募集

2026年5月16日(土) S-wave『Saturday Nature ~Shangri-La(シャングリ・ラ)~』

S-wave『Saturday Nature ~Shangri-La(シャングリ・ラ)~』に2026年は月に一回発酵研メンバーが出演することとなっています。5月16日(土)は静大発ベンチャー企業 Swyeast(スウィースト)株式会社代表取締役の農学部の木村先生が取り組む、野生酵母を使ったシロップなど発酵製品の開発についてお話しされました。https://www.shizuoka.ac.jp/news/detail.html?CN=11977 

木村先生は発酵シロップを持参され、実験室さながら一番おいしい分量でのソーダ割を造られるなど、料理番組風のやり取りが面白かったです。冬はお湯割りに、ノンアルビールや紅茶、アイスクリームやヨーグルトにもあいます。常温流通できる商品とのことです。

通常売られているただのシロップと異なり、発酵シロップは酵母が糖分を分解することでおいしい成分が出ていて、発酵させることで体にもやさしくなります。シロップに使われている夏みかん・だいだい・ゆずは木村先生たちが自分で取りに行ってきたものです。またエルダーフラワーといったハーブを用いてリラックスできるシロップも開発されました。

これらの製品は全て発酵がもととなっています。静大発酵研はアルコールを生み出す酵母を南アルプスや家康公の由緒ある場でイーストハントしてきましたが、その過程で、南アルプスで許可を頂いて山ウドの実などから採られたアルコールをつくるには「できの悪い子」を愛を持って活用し、パンを焼いたり、クラフトコーラを作ったりされてきました。

2026年4月18日(土) S-wave『Saturday Nature ~Shangri-La(シャングリ・ラ)~』

S-wave『Saturday Nature ~Shangri-La(シャングリ・ラ)~』に2026年は月に一回発酵研メンバーが出演することとなっています。4月18日(土)の大原所長とスペイン・バリャドリッド大学のダビ・カルバハル・デ・ラ・ベガ先生が出演しました。

ダビ・カルバハル先生は発酵研ができるきっかけとなった中世ビールのレシピを、カスティーリャ王国の2000以上の古文書から探して下さるなど静大発酵研の研究活動にご協力くださっています。このような長年の関係からバリャドリッド大学と静岡大学は大学間協定締結を進めていっています。

今回話題にしたのは発酵飲料のなかでもワインです。スペインのバリャドリッド大学が位置するワインの銘醸地「リベラ・デル・ドゥエロ」の歴史や経済、エノツーリズムを共同で研究する「ワインプロジェクト」を進めています。詳しくは『発酵と社会』3号をご覧ください。

日本のワイン文化には質、ラベル、DOへの認識など課題がまだ多くあります。静岡市のジビエの今後の展開、そしてジビエによく合うリベラ・デル・ドゥエロをより手頃な価格で輸入し、スペインワインのよさを知ってもらいたいです。

2026年5月3日(日)登呂遺跡南種子赤米栽培打ち合わせ・田起こし

2026年5月3日(日)に今年度第一回の登呂遺跡での赤米栽培の作業を開始しました。おおよそ20名のボランティアの方が集まりました。

登呂農耕文化研究所所長の篠原先生、また登呂遺跡での酒造りプロジェクトの研究代表者の横濱副所長から趣旨説明がありました。登呂遺跡の環境を活用して実験考古学を行う意義について、また特に重要となってくる木製農具の復元について、篠原先生からレクチャーがありました。

その後弥生の農具を用いて現地にて田起こしの実験を行いました。

また登呂遺跡に咲いている花から酵母を見つけるべくニワゼキショウ(庭石菖)、アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)、タンポポ、シロツメクサを集めました。

これから育苗をし、次は5月30日に代掻きを行います。次回は横濱副所長が不在でかつまだまだボランティアの登録が少ない状況です。ぜひご参加ください!

2026年 登呂遺跡古代稲作赤米栽培・酒造りボランティア募集