日本史分野の授業紹介

今年度後期、日本史分野の3年生は、「日本史学史料講読Ⅱ」を受講しています。これは、近世史料の輪読を行うものです。今年度は、慶長16年(1611)から同20年にかけての徳川家康の日々の動向を記録した『駿府記』(続群書類従完成会刊行)を読んでいます。

輪読にあたっては、いつ、誰が、どこで、何をした(何を言った)、といった、いわゆる5W1Hを正確に把握することを心がけています。その際、行為の主体が誰であるか明示的ではなかったり、よく読まないと読み取れない場合が多く、たとえば敬意表現や助動詞の「被(らる)」「可(べし)」に注意するなどしながら読み進める必要があります。

また、言葉の意味や人名を逐一辞書で確認することはもちろん、今回は寛政期に江戸幕府が編さんした『寛政重修諸家譜』(かんせいちょうしゅうしょかふ)から人物比定を行ってもらっています。受講生の志望する時代は近世に限られませんが、日本史学を学ぶうえで、史料の使い方も会得してもらいたいということです。

寛政重修諸家譜を真剣に調べている人。見つかるかな?

と、まあ難しいことを書いておりますが、基本的にはざっくばらんにやっており、質疑応答も積極的に行ってもらっています。この分野のいちばん面白いところは、史料を皆で読みながら、ああでもない、こうでもないと、ときに気楽に、ときに呻吟しながら議論することにあると思っており、その楽しさと苦しみを体感してもらえればと考えています。

どなたも、最初はとまどうと思いますが、真面目に取り組んでいればすぐにある程度は読みこなせるようになります。日本語ですし。といいつつなかの人もはじめて読む史料のため一部苦戦しておりますが、皆さんと議論することを楽しんでやっています。

秋の空 積もる書籍と ガチャピンと

世界史ゼミ旅行(2025年11月30日実施)

世界史分野ゼミ旅行にて、富士宮市に行ってまいりました。ゼミ旅行は、毎年3年生が行先・旅程の企画をし、学部2~4年生と大学院生から参加者を募り、行っているものです。今年度は、教員を含め18名で、富士高砂酒造、富士山本宮浅間大社、静岡県富士山世界遺産センターを見学してきました。

富士高砂酒造では、1830年から続く酒造の歴史を学びました。

富士山本宮浅間大社では、4年生が卒業論文を無事書き上げ、提出できるよう、祈願していました。これから卒業論文は追い込みの季節なので、その前の願掛けです。

静岡県富士山世界遺産センターの屋上から見た富士山

静岡県富士山世界遺産センターの屋上から見た富士山

静岡で生活していても、なかなかこれほど綺麗な富士山をみることは稀です。当日は、見事な富士を十二分に堪能し、よい旅の思い出を作りました。