谷口敦彦先生 講演会を開催しました。

7月17日火曜日に谷口敦彦先生(東京薬科大学薬品化学教室(林良雄研究室) )をお呼びして、講演会を開催しました。
谷口先生は京都薬科大学の木曽研究室出身のため、学生時代から仲良くさせていただいています。

谷口先生(同グループ佐藤浩平先生のデスクにて)

今回は大学院講義の一環として、「ペプチドの化学構造に着目したアミロイドペプチド・タンパク質の機能制御」についてご講演いただきました。我々も最近神経化学の分野に少しずつ手を広げており、とても興味深く拝聴させていただきました。アミロイド線維やはり奥が深い!(集合写真撮り忘れました、谷口先生、ごめんなさい)

本講演会にご参加いただき、積極的なディスカッションありがとうございました! 谷口先生の今後のさらなるご活躍に期待しています!

【学生優秀発表賞(ポスター発表の部)受賞】日本薬学会第138年会

2018年3月25−28日に石川県金沢市で開催された日本薬学会第138年会で、当研究室の加藤由奈さんが学生優秀発表賞(ポスター発表の部)を受賞しました。本研究は、本学理学部化学科・大吉崇文准教授との共同研究によるものです。

演題番号:27PA-am117S
タイトル:クロロアルケン型ペプチド結合等価体のグアニン四重鎖結合性ペプチドへの応用
演者:加藤由奈, 大吉崇文, 佐藤浩平, 間瀬暢之, 鳴海哲夫

本ポスターにお越しいただき、たくさんのディスカッションをいただきありがとうございました!

 

日本薬学会第138年会(金沢):一般シンポジウム

日本薬学会第138年会(金沢)の一般シンポジウムでシンポジストならびにオーガナイザーを務めさせていただきました。

昨年のこの時期にシンポジウム「抗ウイルス感染症研究のフロンティア」のオーガナイザー(金沢大学・吉田栄人先生と共同)についてお話をいただき、6月ごろシンポジウム「薬学における生命指向型化学」でシンポジストのお話をいただきました。薬学会の二つの一般シンポジウムで、シンポジストとオーガナイザーをできることは滅多にないと思い、いの一番でやらせていただくことをご連絡させていただきましたが、この時から少し嫌な予感はしていました。

シンポジウムが無事に採択され、日程がオープンになると予感的中。まさかの担当する二つのシンポジウムが最終日の3月28日に重なりました。
まず、13時10分からは、東京薬科大学・谷口先生と名古屋市立大学・川口先生がオーガナイザーを務めるシンポジウム「薬学における生命指向型化学」では、光を最大限利活用した最先端ケミカルバイオロジー研究ということで、我々が最近開発したキノリニウム型光感受性保護基に関して発表させていただきました。分子設計から開発の経緯、最近の神経細胞への応用(生理研・吉村由美子先生との共同研究)、そして一部では好評をいただいたハム実験について発表させていただきました(気合を入れて内容を盛り込みすぎて発表時は超過、すいません)。

発表は川口先生に続いて2番目でしたが、自分の発表が終わると次の「抗ウイルス感染症研究のフロンティア」のシンポジウムのためにすぐに移動です。今回の薬学会は金沢駅前のホテルや施設での開催となり、二つのシンポジウムの会場が違うため、ホテル金沢からANAクラウンプラザホテル金沢まで駆け足で移動しました。自分の発表後すぐに抜けなければならなかったのがとても心残りでした。

(シンポジストならびにオーガナイザーの皆様:矢野先生と堀先生と無駄に大きい鳴海のコントラストが印象的です)

ANAクラウンプラザホテル金沢まで移動して、次は「抗ウイルス感染症研究のフロンティア」です。今回は金沢大学の吉田栄人先生と共同でオーガナイザーを務めさせていただきました。副題を「次世代創薬に向けたウイルスベクターとペプチド科学」とし、これまでのシンポジウムでは特集することがなかった感染症の予防、疾病の治療のための「ウイルスベクター」やウイルスの増殖・感染に必要不可欠な「ウイルス由来ペプチド」利用した創薬研究に関するシンポジウムを企画しました。

これまで聞いたことはあるけど、合成屋(最近何でも屋になりつつありますが)としては馴染みのないウイルスベクター、さらにこれを感染症の予防や疾病の治療に応用ということで、正直イメージがわかなかったのですが、水上 浩明先生  (自治医大分子病態治療研セ)、中村 貴史先生 (鳥取大院医 )、伊従 光洋先生  (金沢大院医薬保)のお話は刺激的でした。個人的には、水上先生の遺伝子治療への応用で、実際に動けなかった患者さんが動いている姿はとても印象的で、遺伝子治療の重要性を目の当たりにしました。

ペプチド科学としては、「ウイルス由来ペプチド」を基本に、松浦 和則先生  (鳥取大院工 )、森田 大輔先生  (京大ウイルス・再生科学研 )にご講演いただきました。ペプチドの自己集合による合成ウイルスキャプシド、そして新しい免疫標的分子としてのリポペプチドの可能性について拝聴し、「ペプチドはやっぱりすごい」と改めて認識しました。

二つのシンポジウムに参加し、さらに積極的にディスカッションに参加してくれた皆様に感謝申し上げます!
(「抗ウイルス感染症研究のフロンティア」は写真を撮り忘れてしまいました…)

サイエンスカフェ in 静岡

本学理学部の大吉崇文先生にお誘いいただき、3月29日に「サイエンスカフェ in 静岡」にて、最近の研究成果を発表する機会をいただきました。
当日は、静岡県内各地から高校生や主婦、研究者ら約80人が集まり、我々が実施する創薬に向けた研究過程について、10分間の休憩を挟み1時間半発表させていただきました。

「サイエンスカフェ in 静岡」は、本学理学部と創造科学技術大学院の先生方が中心になってオープンする「カフェ」です。

“ 「サイエンスカフェ in 静岡」は、授業や講演会、シンポジウムではありません。コーヒーを片手に皆様と語り合うことで、科学研究の最前線をわかりやすくお届けしようという場です。

おおむね月に1回のペースで、静岡市産学交流センター「B-nest」を会場に営業します。入場無料・予約不要。特別な知識もいりません。必要なのは、あなたの興味・好奇心。お仕事や学校、お買い物帰りにお越しいただけるよう、営業時間も18:00~19:30としています。ぜひお気軽にお立ち寄りください。”(サイエンスカフェ in 静岡HPより)

同業者はご理解いただけると思うのですが、基礎研究に従事する研究者が一般向けに講演するのは実はハードルが高く、専門の研究者に対する研究発表とは違う緊張感があります。構造式を並べて、合成や反応について延々と説明すると、かなりまずい空気が流れ、ご来場の皆様に「おやすみ」いただくことになってしまいます。さらに今回は春休みということもあり、高校生も多数参加してくれていたので、違う意味でプレッシャーがかかる講演となりました。昨年の12月の中日新聞講演会までは可能な限り避けていましたが、これも科研費で研究させていただいている責任として、研究成果の情報発信として覚悟を決め、最近では一般向けの講演会や出張講義で積極的に情報発信させていただくことにしています。

とは言っても、高校生がいるのは予想外で、会場入りしてすぐにキャッチーなスライドに大工事。駿府城公園の桜を見てから会場入りしようと1時間前に静岡入りしたのが功を奏しました。おかげで「おやすみ」されるお客さんはかなりの少数に抑えることができたと自負しています(あくまで自負です)。

本「カフェ」では、「人類の健康と福祉に貢献する分子科学:医薬品開発を加速する分子のチカラ」と題して、アルツハイマー病に関連する創薬研究を中心に分子を創る喜怒哀楽について、講演してきました。休憩中、講演後にも積極的に質問に来る「一般の方」が多く、なかには答えにつまる鋭い質問もあり、想像よりはるかにサイエンスに興味を持ったお客さんであることにとても驚きました。

今回の講演で、分子を創ることの面白さが少しでも伝われば、ありがたいです。

またサイエンスカフェの後に開催される「サイエンスバー」では、本学理学部・北村先生、坂本先生、天野先生、池田先生、大吉先生ととても濃密な時間を過ごしました。

最後に、サイエンスカフェにお誘いいただきました大吉先生、当日の会場準備をご堪能いただきました理学部の皆様、ご来場いただいた一般の皆様、この場を借りて心より御礼申し上げます。次回は4/26(木)に理学部化学科 小林健二先生が「分子のかたちと集合:分子から超分子へ」についてご講演されます。サイエンスカフェが今後さらに盛大なものにしていただけると幸いです。

井貫晋輔先生 講演会を開催しました。

3月16日金曜日に井貫晋輔先生(京都大学大学院薬学研究科)をお呼びして、講演会を開催しました。
井貫先生は京大の後輩で学生時代から仲良くさせていただいています。

今回は間瀬暢之先生がとりまとめている「ナノ・マイクロ横断型人材育成」の講演会として、学生が興奮するようなご講演をお願いしました。
「免疫調節作用を有する化合物の合成と機能解析」と題してご講演いただきましたが、講演1時間強、浜松なりの荒い歓迎として質疑応答1時間強の長丁場となりました(井貫先生、ごめんなさい)。

その後の意見交換会では、井貫先生と懐かしい話(僕にとっては結構恥ずかしい)から、とんでもない旅行記を教えてもらいました。
いろんな意味で刺激を受ける講演会でした。

本講演会にご参加いただき、積極的なディスカッションありがとうございました! 井貫先生の今後のさらなるご活躍に期待しています!

研究室旅行 in 京都

2月28日に研究室旅行で毎年恒例の京都に行って来ました。
ただし、いつもと違うのは「M2の修了(予定)を記念してお別れ会を兼ねた」旅行ということで、研究室全員(D1 1人、M2 2人、M1 3人、B4 4人、B3 3人+玉村研OB 2名)で強引に気分転換をして来ました。
当日は、玉村研での指導学生だった田中智博先生(野口研)が朝一から(実は前日に浜松入り)、高野皓くんは夜から参加してくれて、旅行を盛り上げてくれました。

初日は貴船神社からはじまり、一乗寺での昼食(ラーメン)、南禅寺、平安神宮を回りました。
その後、学生は新京極商店街でのお買い物、田中先生と鳴海はイノダコーヒーで楽しい時間を過ごしました。

夕食からは高野くんも合流して15人に大所帯になったので受け入れてくれる「がんこ三条本店」にて食事。
その後、鴨川の夜景が見えるAce Cafeにて、学生からサプライズで誕生日のお祝い、さらに修了するM2にアルバムをみんなからプレゼントしました。
少しずつですが研究室が形になってきたと感じています。

 

IBBセミナーで講演


12月2日に前所属である東京医科歯科大学生体材料工学研究所にて、最近の研究成果を発表する機会をいただきました。
当日は、玉村研に所縁のある田中智博先生(野口研)、相川春夫先生(阪大産研)、大橋南美先生(昭和薬大)と一緒にIBBセミナーおよび創薬学領域セミナーという形で発表させていただきました。

田中先生は、銅イオンによるカルボラン分解反応を利用する生体内微量金属の検出法について、相川先生は新たなDNA結合分子として窒素原子を導入したアザ誘導体や、ペプチドを導入する新たな試みについて、大橋先生はFRETを用いたPKCリガンド検出法について発表されていました。全員の共通項は「分子」を使っていること、設計から合成、そして応用まで幅広く研究を進めており、玉村研に同じタイミングで在籍していた皆さんが活躍している姿はとても刺激になりました。


さて、当方はというと「創薬を指向した分子科学:生命現象の理解に資する分子を如何に創造るか」という題目の予定でしたが、当日は「GO ON 創薬の、その先へ」という題目で発表させていただきました(<最近、当日で題目がよく変わると田中先生と相川先生からご指摘が…)。とても雑多な内容でしたが、未発表のデータを含めた最近の研究成果、そして分子を創る意義について発表させていただき、貴重なご意見をたくさんいただきました。

その日の夜は玉村研究室同窓会に参加させていただき、ペプチド学会奨励賞の受賞もお祝いしていただきました。社会人になって成長した卒業生の姿はとてもたくましく、たくさんの分野で活躍する学生を輩出する玉村研のすごさを改めて実感しました。(二次会はメンバー厳選した結果、これはもう大変なことに…)

また、機会を作って玉村研に顔を出したいと思います!

(大橋先生の写真撮り忘れました…ごめんなさい)

初めての学会に参加して

2017年11月20日〜22日に大阪府立大で開催された第54回 ペプチド討論会に参加してきました。

私(西澤拓真)にとって初めての学会。
発表は大きく分けて口頭発表とポスター発表の2形式で行われ、国際学会のため口頭発表は基本英語。
世界・日本のペプチド研究の最先端を走る研究者の方々が集う環境の中で、ペプチドミメティクを研究している私にとって、ペプチドへの理解を深め自身の研究のヒントを得られる有意義な時間を過ごすことができました。
また、本討論会では鳴海先生が奨励賞を、M2の今井 智之さんがポスター発表賞を受賞。私の研究テーマであるクロロアルケンでは2年連続の受賞となり、感無量でした。
そして、何より、私自身の研究に対するモチベーションがこれまでにないほど高まり、違う意味ではじけそうでした。

学会中に開催された京都大学薬品有機製造学分野を中心とした親睦会、そして学会の懇親会でも先生・先輩の知り合いの著名な研究者の方々と研究その他諸々(?)の貴重なお話を頂戴でき、自身の恵まれた環境を実感しました。

私の学会発表も間近に控えており、この経験を十二分に活かし研究を進めていきます。

 

The 54th JPS (Japan Peptide Symposium) ポスター賞を受賞して

学会名 第54回ペプチド討論会
会場 大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス
期間 2017年11月20~22日
演者 ○今井智之, 佐藤浩平, 間瀬暢之, 鳴海哲夫
タイトル Development of Novel Amyloid β Peptide-binding Compounds Based on the Alkene-to-Amide Isosteric Switch Strategy

久しぶりのポスター発表を私 (今井) は大阪の地でさせて頂き、JPSポスター賞(「JPS ポスター賞」は日本のペプチド研究分野における若手研究者の研究を推進・奨励するため制定された、日本ペプチド学会が授与する賞です。 引用先: 日本ペプチド学会HP)を受賞しました。本受賞に際し、このような晴れ舞台に導いてくださった鳴海哲夫先生をはじめ、渡辺修治先生、間瀬暢之先生、佐藤浩平先生に深く感謝申し上げます。また今回、ペプチド学会奨励賞を受賞された鳴海先生とともに鳴海研W受賞という場に立てたことを非常に光栄に思います。本研究はフルオロアルケン骨格とアミド結合の等価性に着目した新規アミロイドイメージング剤の開発について発表しましたが、多くの先生方、企業、学生の方に聞きに来て頂き、私自身大変勉強になる発表時間でした。多くのご質問・ご指摘をして頂きこの場を借りて感謝申し上げます。

さて、見た目と裏腹に謙虚の塊のようなことを先述させて頂きましたが、率直に今回の受賞で最も印象に残ったことは、受賞者の名前が呼ばれた時に所属研究室の学生たちが私よりも先に大声をあげて喜んでくれたことです。今回の受賞は私1人の力で無く、日頃共に研究している先輩、同期、後輩たち皆が親身にお互いを支えあっているからこそ頂けた賞であると思います。皆で切磋琢磨し、己の好奇心を具現化していける環境で大学院生活を送れたことは一生の思い出です。今回の受賞を励みに、今後も研究に邁進したいと考えておりますので、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。