エスパルス「温室効果ガス排出量の削減ロードマップに関するテクニカル・レポート」を公表しました

静岡大学サステナビリティセンター カーボンニュートラル推進チームは、日本のプロスポーツクラブとして初めて「ゼロカーボンプロスポーツクラブ宣言(2021年11月)」を行ったエスパルスが実施する『ゼロカーボン・プロジェクト』への支援に取り組んでいます。

同チームは昨年11月に「エスパルスの活動に関連する温室効果ガス排出量の算定に関する報告書~2021年シーズン~」を発表したのに続き、今回第2弾として「温室効果ガス排出量の削減ロードマップに関するテクニカル・レポート」を発表しました

今回のレポートでは、エスパルスの活動に関連する温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロにするためのロードマップ作りの基盤となる技術的・専門的情報及び選択肢がまとめられています。

 

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【静大×SDGs】「第8回ふじのくに地域・大学フォーラム」開催のご案内

静岡大学も構成校となっている「ふじのくに地域・大学コンソーシアム」が主催する「第8回ふじのくに地域・大学フォーラム」が開催されます(2/11-12)。

参照URL
https://www.fujinokuni-consortium.or.jp/introduction/course08/course08_1/

【静大×SDGs】附属中学校の生徒が英語弁論の全国大会で1位となりました

2022年11月18日、高円宮杯第74回全日本中学校英語弁論大会が東京・有楽町よみうりホールにて開催され、静岡大学教育学部附属静岡中学校から参加した海野心愛さんが第1位となり高円宮杯を獲得(あわせて、ワールド・ファミリー賞も獲得)しました

参照URL
https://kyoiku.yomiuri.co.jp/torikumi/benron/contents/74.php

【静大×SDGs】フィンランド・オウル大学とのオンライン国際教育プログラムを実施しました

国際連携推進機構・教育学部がフィンランド・オウル大学との英語によるオンライン国際教育プログラムを実施しました。
静岡大学教育学部では今後もフィンランドの大学と連携してSDGsに関する共同研究助成事業:「SDGs達成に向けた教職課程における国際教育プログラムの開発・実施に関する研究」を進めていく予定です。

参照URL
https://www.shizuoka.ac.jp/news/detail.html?CN=8582

【静大×SDGs】静岡大学×和歌山大学研究フォーラム「半島地域における交流・協働の拠点づくりを考える」のご案内

静岡大学未来社会デザイン機構の主催で、静岡大学×和歌山大学研究フォーラム「半島地域における交流・協働の拠点づくりを考える」が開催されます(2/19)。

参照URL:
https://www.shizuoka.ac.jp/event/detail.html?CN=8831

【静大×SDGs】「環境報告書2022」が発行されました

「静岡大学は、教育、研究、地域連携を通じて持続可能な社会の発展に向けて「環境、安全、衛生、人材育成」を始めとする様々な分野で貢献しており、本学の環境報告書では、1年間で積み上げた、それらの教育研究活動や取り組みの成果などの環境に配慮した事業活動等に関する情報を発信しています。」(『報告書』「編集方針」より)

静岡大学ウェブサイト>環境報告書
https://www.shizuoka.ac.jp/outline/koho/publication/kankyo/

静岡大学環境報告書2022 (PDFファイル)
https://www.shizuoka.ac.jp/outline/koho/publication/kankyo/document/Em2022.pdf

【公募研究プロジェクト】篠原和大教授の研究について静岡新聞に掲載されました

篠原和大教授(人文社会科学部)が取り組む研究について静岡新聞に掲載されました。

この研究は、サステナビリティセンターで支援しているSDGsの公募研究で実施している研究にも深くかかわるものです。

篠原教授の公募研究詳細につきましては、こちらをご覧ください。

 

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【静大×SDGs】藤井基貴研究室が「ぼうさい甲子園」で優秀賞を受賞しました

優れた防災教育とその活動を行う学校や団体を表彰する、兵庫県等主催『1.17防災未来賞「ぼうさい甲子園」』において、静岡大学教育学部 藤井基貴研究室が「優秀賞」を受賞しました。

参照URL
https://www.shizuoka.ac.jp/news/detail.html?CN=8770

【スタッフ活動報告】板倉美奈子教授

2022年12月22日に開催された静岡大学カーボンニュートラルワーキンググループの第4回会合において、板倉教員が「教養課程・学部教育課程におけるSDGs・脱炭素教育」について報告を行いました。

「カーボンニュートラル実現に向けた大学等コアリション」に本学が参加してことを契機に学内に設置されたこのワーキンググループでは、第4期中期目標・中期計画をふまえて、地域におけるカーボンニュートラル実現に向けた大学の取組みについて議論を行ってきました。

カーボンニュートラル教育をテーマとした第4回会合での報告では、カーボンニュートラル実現に向けて持続可能な形で取組みを進めるためには、大学生など次世代の中核人材の育成を重視している国の政策や大学等コアリションでの議論、先行する他大学での取組み事例が紹介されました。そのうえで、教養教育に関しては、関連する科目の体系性・系統性を意識する、フィールドワークなど実践教育との有機的なリンク付けを図る、キャンパスを実践フィールドとして活用すること等が必要、学部教育に関しては、キャリア教育としての社会課題解決能力の育成を含むカーボンニュートラル教育やテクノロジーのみならずその実践のための能力を修得できるような教育が必要であるという認識を教員が共有することが重要なのではないかなどの問題提起がなされました。

報告後の議論では、このような問題提起をふまえて、本学におけるカーボンニュートラル教育の充実に向けて、実行可能性を考慮した上で、全学的な取組みを進めていくために、ワーキンググループが今後どのように働きかけをしていくのかについて意見交換が行われました。

 

共催講座「ロシア・ウクライナ問題を考える」を開催しました

12月3日(土)・17日(土)の2回にわたり、静岡市西部生涯学習センターにおいて、「ロシア・ウクライナ問題を考える」と題する公開講座が開催されました。この講座はサステナビリティセンターと静岡市西部生涯学習センターとの共催により、ハイブリッド形式で行われ、会場参加・オンライン参加あわせて45人の市民のみなさんが参加されました。

12月3日の第1回講座では、サステナビリティセンターの板倉教員(専門・国際法)が、「国際法の観点からみたロシア・ウクライナ問題」と題して、ロシア・ウクライナ間の武力紛争について、集団的自衛権、人道的介入、第三国の中立義務、核兵器使用の威嚇など武力行使の合法性(jus ad bellum)に関わる論点や、国際人道法の適用、文民・民用物の保護、戦闘方法・手段、捕虜の待遇など戦争・武力紛争の遂行方法・手段の合法性(jus in bello)に関わる論点のほか、国際人権法、ジェノサイドなどの国際法上の論点について概説。また、これまでの国連や国際社会の対応の国際法的評価についても解説しました。そのうえで、この紛争が、国連、国際社会、市民に問いかけている課題や国際法がこれから果たすべき役割や課題を提示しました。

12月17日の第2回講座では、静岡大学名誉教授の大江泰一郎氏(専門・ロシア法)が、「ロシアの『帝国的』構造-その根源にあるもの」と題して講演しました。大江氏は、ニコライ1世の時代における民法集編纂の歴史の分析をふまえて、ロシア民法には「物」「人」という概念がなく、「民法集」全体に人間支配の原理が貫徹していることを指摘。ロシアにおいては、皇帝(国家権力)の「国家的所有権」、貴族(地主)の贈与された「私的所有権」というロシア独自の複雑多様な「所有権」概念が形成され、その根底には西欧の契約社会とは異なる、一方通行性、強制性の欠如、等価性の欠如、無条件の賜物と特色とする「贈与」原理があり、それが現代ロシアにも継承されているとしこれこそがソ連崩壊後現在のプーチン大統領に至るまでの指導者たちの行動原理の核となっているとしました。

いずれの回も講演後の質疑応答では、参加者から鋭い質問・意見が寄せられ、講師と参加者のみなさんとの間で熱い意見交換が行われました。

 

第1回講座(12月3日)
第2回講座(12月17日)