【イベント】山の講2016

2016年1月、毎年恒例の「山の講」が開催されました。午前、皆でフィールド活動の成功と安全を祈願しました。午後から森林管理署や県の林業研究センターの方々が参加し、演習林での現地検討会が実施されました。今年度より天竜フィールドでは、小面積の持続的な更新の継続を目指した新たなモデル林づくりをスタートさせました(SSS林: Small-scale Sustainable Selection-cutting forest)。この検討会では、このモデル林に関する意見交換が行われました。天気には恵まれませんでしたが、有意義な時間を共有できたと思います。そして、夜の懇親会では、林業研究センターから提供していただいた猪肉と鹿肉料理が振る舞われ、夜遅くまで楽しみました。

【イベント】演習林60周年記念公開講座

平成27年は、静岡大学農学部附属フィールド科学教育研究センター森林生態系部門(旧演習林)が設立されて60周年に当たり、また国有林の保護林制度制定以来100年目に当たります。この節目を記念して静岡森林管理署と天竜森林管理署と連携し、南アルプスフィールドにて公開講座を開催しました。公募で募集した一般市民を中心に約70名の方に参加していただき、記念講演、演習林見学ツアー、記念植樹と植物観察会を兼ねたハイキングなど盛りだくさんの内容でした。協力頂いた、川根本町、大井川治山センター、「白羽山はばたきの森に集う会」の皆様にはお礼申し上げます。

【イベント】山の講2015

毎年、新年1月に山開きの神事「山の講」を天竜フィールドで開催しています。窓から観音山の見える講義室にご神体を移して1年のフィールド活動の成功と安全を祈願しました。その後には、地域の班長さん、天竜森林管理署、農林業技術センターの方々を招いて、現地見学会と意見交換会、懇親会を行いました。技術センターからご提供頂いた鹿肉、猪肉を使った料理も振る舞われました。

【イベント】森の連携講演会

2014年11月6日になゆた浜北で、静岡大学と天竜森林管理署が森林に関する研究開発と人材育成を目的とした相互協力協定を締結しました。それを記念して、一般公開の森の連携講演会と、天竜フィールド、観音の森の現地見学会を開催しました。平日にも関わらずたくさんの方々にご参加頂きました。協力協定によって、天竜森林管理署が管理する広大な森林を実習や研究に利用できるようになります。よりいっそう充実したフィールド教育プログラムを提供していきたいと思います。

【新聞報道】スズタケの一斉開花(南アルプスフィールド)

静岡大学の南アルプスフィールドにて、スズタケが一斉開花しました。演習林設立後に開花したという記録はないため、開花周期は少なくとも60年以上と考えられます。スズタケの一斉開花に関する研究は少ない上に、一生に一度あるかないかの一大イベントなので、林相や開空度の異なる場所に調査プロットを多数設置し、実生動態や上木の成長変化をモニターする準備を整えた。このスズタケの開花現象は、2015年7月24日付の静岡新聞にて報道された。