富士・南アルプス生態学実習(全国公募型)/ Practice in Forest Conservation (Open Lecture)

  • 対象:主に森林を学ぶ全国の大学の2・3年生が対象【公募】
    場所:天竜ブランチ, 南アルプスブランチ, 富士山ブランチ
    (H29年度までは「森林保全学実習」として開講していました)

    本実習は静岡大学の多様な3つの森林フィールド(天竜・南アルプス・富士山)を巡る4日間のツアー型の公開森林実習*です。多様な森林植生とその特徴の違い、植生ゾーンごとに異なる山地生態系保全技術を比較学習します。ただ植生や現場を見学するのではなく、生物多様性と生態系機能や、DNA分析、獣害による森林衰退、環境配慮型の森林経営方法など、今日的なテーマとそれに関連した実験を随所に盛り込み、現場に対応可能な知識と技術を学びます。

    *公開森林実習とは、「全国農学系学部相互間における単位互換に関する協定(以下、全演協協定)」に参加する大学の農学部学生が、他大学の「公開森林実習」を受講できる単位互換制度です。もちろん、協定校だけなく、全演協協定に参加していない大学の学生も受講することができます(受講修了認定を出します)。

    内容の詳細、日程については、下記の2021年度の資料を参考にしてください。
     →2021年度_静岡大学_富士南アルプス生態学実習_計画書(pdf)

  • For 2nd-3rd grade students learning Forest Sciences in every University
    Tenry branch, South Alps branch, and Fuji branch

    This is an open lecture that students in every University can participate. We tour three different forests of Tenryu, South Alps, and Fuji branches, and learn about forest conservation (engineering to control erosion, tree physiology and ecology, deer impact, DNA barcoding, etc.) in each forest.

砂防工学演習 / Seminar in Erosion Control Engineering

  • 対象:総合科学技術研究科農学専攻(修士)1年【学内】
    場所:南アルプスブランチ
    実施:H29年度〜

    南アルプスブランチおよびその周辺に広がる榛原川流域の大規模崩壊地で、山地保全のための山腹工の様子などを実際に観察しながら学びます。また、八丁段から板取山にかけての稜線上に発達する線状凹地などの地形の成立要因などを、実際に地質断面の観察から学ぶことを目的としています。

  • For 1st grade in Department of Agriculture, Graduate School of Integrated Science and Technology [intra-] South Alps branch

    Key words: land slide, countermeasure and planing in erosion control, etc.

野生植物分類学実習 / Identification Practice for Wild Plants

  • 対象:農学部2年【学内】
    場所:南アルプスブランチ
    実施:H28年度〜

    南アルプスブランチ(標高390mから1,560m)に広がる、暖温帯から冷温帯の落葉広葉樹林を構成する樹木を中心に、その種名や識別方法、生態的特徴について学習します。

    これまでは環境森林科学科の実習(樹木学実習)として行われておりました。

  • For 2nd grade in Faculty of Agriculture [intra-] South Alps branch

    Learn about morphological and ecological characters of woody plants in South Alps branch, from worm template to cool template forests (390m ~ 1,560m).

    Key words: species identification, taxonomy, ecotone, herbarium specimen, etc.

環境フィールド科学演習(東海大学)/ Practices in Environment Field Science

  • 対象:東海大学海洋学部3年【学外】
    場所:天竜ブランチ

    東海大学の学生が参加する連携の野外実習です。森林と河川の物質循環について、実物を見ながらフィールド講義を行い、陸域と水域の物質的つながりについて理解を深めます。

    [実習メニュー例]
    ・森林の物質循環:リタートラップ, 土壌断面, 樹幹流, 土壌pH, など
    ・森と川との物質(生物)の移動:水生生物の捕獲, 胃内容物調査, など
    ・河川での物質の移動:土砂移動, 流速と流量, など

  • For 3rd grade in School of Marine Science and Technology, Tokai University [inter-] Tenryu branch

    Key words: Forest Ecosystem and Environment, biogeochemical cycle, etc.

造林学実験 / Laboratory Work in silviculture

  • 対象:農学部環境森林科学科3年【学内】
    場所:富士ブランチ・天竜ブランチ
    実施:H29年度まで

    環境森林科学科(森林圏環境学)の3年生を対象とした実験実習。富士山麓から海岸性の乾燥地まで、様々な環境において実験を行います。光合成能力や水ポテンシャルなど様々な測定方法を学ぶとともに、森林・樹木の生理特性を理解することを目的としています。

    キーワード:量子収率, 気孔コンダクタンス, 蒸散速度, 水ポテンシャル, など

  • For 3rd grade in Department of Environment and Forest Resources Science [intra-] Fuji branch and Tenryu branch

    Key words: water potential, transpiration rate, stomatal conductance, quantum efficiency

フィールド科学演習II / Practice of Field science II

  • 対象:農学部1年【学内】
    場所:天竜ブランチ
    実施:H28年度〜

    農学部1年生を対象にした実習で、森林フィールドでの自然観察や実務体験を通じて、自然の仕組みとそれを利用する上でのフィールド科学の役割を理解します。

    実習例*:植物・森林観察、枝打ち・伐倒体験、野生動物の捕獲、毎木調査、地形・地図の読み方、オリエンテーリング、など
    * 年によって実習内容は変わります

  • For 1st year student, Faculty of Agriculture [intra-] Tenryu branch

    Contents: botanical (forest) observation, logging, Forest survey, animal trapping, etc

森林生態管理学実習

森林の生態構造、立地環境等について学び、生態系修復方法について考えます。

JICA研修生の受け入れ

【概要】
JICAの森林官研修の一部を、天竜フィールドで行いました。セネガルの森林官の方々に、天竜フィールドの人工林管理方法や、研究教育について説明しました。

樹木学実習

対象:農学部環境森林科学科2年【学内】
場所:南アルプスブランチ
実施:H28年度まで

落葉広葉樹を中心に、冷温帯落葉広葉樹林を構成する樹種について、樹木名やその識別方法、生態的特徴について学習します。