第1回 学術安全保障研究会 開催のご案内

関係者各位

 学術安全保障研究会
座長:鈴木康之(静岡大学)

第1回 学術安全保障研究会 開催のご案内

 標記研究会発足に向けてこれまで皆様と準備を進めてきました内容を踏まえ、大学等での学術活動における安全保障問題等について考える「第1回学術安全保障研究会」を開催致します。
ご多忙のところとは存じますが、ぜひご出席いただけますようお願い申し上げます。

【研究会の目的】

大学・研究機関等においては近年、更なる大学改革とグローバル化の推進が行われており、積極的な研究成果の社会還元や研究教育体制のグローバル的な転換が求められている。しかし、デュアルユース技術等の機微技術のグローバルな展開は、科学の発展とともにその成果が安全保障上機微な技術に転用される危険性を高めることにつながる。一方で、それらの危険性を意識しすぎるあまり、関連法令の絶対遵守や規制強化による研究活動の萎縮も懸念される。これらの問題を学術的な題材とし、学術活動における安全保障問題等について考える「学術安全保障研究会」を発足する。
本研究会では、大学の国際化と共に懸念される脅威の抑制と,日本や海外の研究者たちが安心・安全に研究活動を行えることが出来る教育・研究環境等について知見を共有し、教育・研究からなる国際的な学術活動の積極的推進と,デュアルユース技術管理を含めた安全保障上の対応の適切なバランスについて考えていくことを目的とする。

日時:2017年1月13日(金) 13:30 ~ 16:30
場所:東京工業大学キャンパス・イノベーションセンターリエゾンコーナー509A・B
(東京都港区芝浦3-3-6) ※URL:http://www.cictokyo.jp/access.html

プログラム(カッコ内は想定時間です。)

  1. 本研究会の開催にあたって:鈴木(静岡大学)(5分)
  2. 研究発表(発表:20分,質疑応答10分)
    ・発表者:王(静岡大学)「工作機械の対中輸出における安全保障条約運用上の日独相違とその改善に関する研究」
    ・発表者:井内(徳島大学)「軍事研究・デュアルユース問題と大学の学術研究について(仮)」
    ・他、1名(予定)。
  3. ディベート(60分)・・・パネラー:参加者全員
    テーマ:「大学等で行われる軍事関連研究の是非について」
  4. 次回開催について(10分)・・・希望テーマ、開催場所、周知などについて

※ 準備の都合上、参加ご希望の方は16日(金)までに下記問い合わせ先までお申込みください。

問合せ先:鹿児島大学産学官連携推進センター
准教授 中武貞文
TEL: 099-285-8492
Mail: nakatake@gm.kagoshima-u.ac.jp

※ プログラムの詳細は参加者に改めてご案内いたします。
※ 研究会終了後、場所を移し希望者で懇親会を行う予定です。