免許ラッシュ(1)関東総通殿編

コロナ禍のSTAYHOMEで当座何をやろうかと考えたときに、今の私にできることと言ったらこれだよね、という事で、国内アマ局コールサイン関係で「いつかやろうと思っていたがなかなかできずにいたこと」に挑戦しました。

そのプロジェクトは「昔取得したコールサインの復活」と「離島遠隔局免許の取得」です。今般、これらのプロジェクトの『関東総合通信局管轄分』について一応初歩的な成果が出ましたので、ここにまとめます。

復活プロジェクトのほうは、1988年から89年にかけて(もう詳細は記憶の彼方ですが)大学生で埼玉県に住んでいた私が下宿の住所で取得したコールが、JL1GNA。「ゴールデン脳足りん阿保」と揶揄された奴です。これの再開局。

当時といえば、私がこういった風体の頃の話ですね(滝涙)。

今般ご縁があって8J1-7CALL(JS1YEY)社団局の仲間に入れていただきまして、そこの第二十某送信機に私の使っていなかった無線機を供出。その無線機を設備共用(なので、私はその無線機を使えば8J17CALL/2な運用が可能)する形で、また当クラブ局の会長氏より各種許諾をいただきましてJL1GNAを復活することとなりました。

離島遠隔局の件は、野望としては昔から持っていた「自分のコールで”AJD+沖縄+小笠原”」の一環で、すでに沖縄は開局しました(現在免許切れ、いずれ復活希望)ので、狙いは小笠原。こちらも今般ご縁があって、現地既設局の設備共用や、現地へのゼミ無線局の開設にご理解を頂けることとなり、今般個人局とゼミ社団小笠原分駐局の開局申請をしました。

現地局と設備共用な個人局では、現地局の免許内容の把握がうまくいかず、総通局さんからは「共用させていただく先方さんにその設備がないよ」とか「固定局・移動局間の設備共用はできないよ」とか、全くこちらの調査不足で駄目駄目なのを何度も補正のご指示を頂くことに。凄く時間はかかりましたがめでたく審査が終わりこれがJD1BPU

社団局のほうも、「遠隔操作」局として内地から遠隔コントロールを考えていたので、「3時間ルールの解釈」でこれまた総通局のお手を煩わせることとなりました。3時間ルールとは「何かあった時に3時間以内に駆け付けて電源を落とし、確認する」おなじみのアレ。これ、仮に自家用オスプレイを持っていても内地からの駆け付けは厳しい!結局オスプレイを買わずに済む方法を編み出し対応、今般無事に免許に至りました、JD1YBWです。

ここから、説明の順序を前述登場順と真逆の JD1YBWJD1BPUJL1GNAとします。すみません。また画像の一部は加工しています、ご了承ください。

①JD1YBW:
研究テーマを「離島にアマチュア無線遠隔局を設置する場合の考察」とする私のゼミ生さんの研究の参考にもなるように、という事の意味合いもある無線局です。現在はまず「円滑な遠隔操作の実現」を第一優先で整備を計画していますが、将来的にハイパワー化することと、この局をそのまま使うと問題がありそうなので更に別局を立てるとしても「レンタルリモートシャック」のようなものにして事業化できないだろうか、なビジネスモデルの探究に使えるかもと妄想中。JD1YBV(JARDのクラブ局、H28年開設)以来久しぶりの島のクラブ局になりました。
※当面追加の構成員は募集しませんのであしからず…。

②JD1BPU:
私の個人局です。予想ではこの6月にJD1BPS局が免許になったのでBPTが順当に割り当てられると思っていたのですが、まさかの「BPTすっ飛ばし」!よほど私にBPT(ビューローofポスト&テレコミュニケーション)を発給したくなかったか、あるいは何か別の事情があったのでしょう(考察をしています。2020.08.26追記を参照してください)。私は文字列にこだわりはありませんので全く問題ありません、ただ、本心はBPTが欲しかった。理由として、私の他の個人局「JR2BEF・JA5UPN(再開局準備中)・JA9OMT」から一文字づつ取るので。でも、「JR2BEF・JA5UPN・JA5UPN」で良いです(苦笑)。
将来的にはハイパワー化と遠隔局化を目指します。この免許が切れる半年ほど前に私はめでたく定年を迎える予定なので以降な老後の楽しみはこれかもしれませんぞ(再免許を忘れないように!)。

③JL1GNA:
祝復活再開局!なところ縁起でもない話ですが、この局は目下のところ短命に終わりそうです。もともとの再割り当て前のJL1GNAも5年間のフル免許ではありませんでした。高校生の時に無線部の恩師のすすめで彼の実家(岡山県)の住所で開局させてもらいJH4ODSのコールを持っておりましたが、大学進学の際、新規開局の手数料を節約するため岡山局のコールを変更して埼玉局にしたため、岡山局開局から5年の免許だったわけです。そして、再割り当てで別の方に指定され、今般取り戻したのですが、せっかく再開局したのですがこれを早速JD1BPUの移動する局に変更する予定です。そして、JD1BPU移動する局が誕生したら改めてJL1GNAを再度再開局する計画です。ごめんなさい、GNA 。

さて(苦笑)。

以上の①②③(ドミノ変更を含む)をまとめて一覧表にすると、以下のようになります。最終的に出来上がる、JD1の3局(1社団局2個人局)は、「免許の日」が同じなので気持ちよく整理できるでしょう。ここで再度のJL1GNAは5年免許ではなく2025年8月18日まで免許にするかどうか、暫く悩むことになる悪寒がします。どう「ドミノ変更」するかお判りですよね…。

で…、このトピックのタイトルに「(1)」があるわけですが、そのことについてw。近いうちに「(2)」が登場する予感。ヒントとしては「Jで始まらないコールサイン、な免許ラッシュ」です、お楽しみに…。

<2020.08.26追記>
★とても大切なことを本稿に書き忘れていました。それは謝辞です。追記して、改めて謝意を示します。
【謝辞】本プロジェクトにおいて、以下の方々のご協力を得ました。ありがとうございました。
JS2GGDさん:JL1GNAの免許情報を当時のコールブックから調べてお知らせくださいました。
7M4VQJさん:内地における設備共用についてお骨折りをいただきました。
JD1BHAさん:小笠原における諸情報収集に多大なるご協力を得ました。

1991年コールブックから(他人様の個人情報はモザイクしています)。

2019年3月、浜松に立ち寄られたJD1BHAさん(右)と飲み交わした際。

★「JD1BPTを飛ばした」件。本稿中では関東総通担当者の方に何らかの恣意があって飛ばした、という風にも読めてしまいますが、本意はそうではありません。
JD1YBWとJD1BPUの「免許の番号」を見ると連続ではなく、おそらくJD1BPTのものとされる番号が抜け、つまり1番空いているわけです。なので、マジで、JD1BPTは近いうちに免許される(データベースに登場する)予感がします。
ではなぜ現在空き地になっているのか、以下の推測をしています。
①紙版で申請(電子版だと手数料納付の直前にコールが決まるが、紙版だと印紙が貼ってあるので受付時にコールサインが内定する?という説あり)、補正対応で本免許が遅れている。
②一発ハイパワーコースで、現在予備免許等の状態。
このどちらかではないでしょうか。
ということで、2020年8月26日11:30閲覧のデータベースを以下に魚拓しておきます。

★本稿中のtypo等些細な修正をしました。

<追記は以上です>

<2020.09.30追記>
★すでにご案内の通りですが、JD1BPT局は8月20日付で免許になっていました。免許の日付順が前後することは珍しい事ではありませんが、追記しておきます。

<追記は以上です>