打ち合わせ・説明
・登呂の赤米づくり体験(登呂博物館)
・登呂の実験考古学について(静岡大学人文社会科学部社会学科 篠原先生)
・スケジュール・方法の提案と調整
静岡市駿河区の登呂遺跡は、日本で最初に確認された弥生時代の水田遺構で、「弥生時代といえば水田稲作というイメージが定着した定着するきっかけとなった特別史跡です。復元木製農耕具で弥生人になりきって、紀元前8世紀の神事で使われたともいわれる、赤米を耕作するボランティアに参加し、安倍川伏流水中島自噴帯の極上の水で造るお酒を味わってみませんか。
史跡内で栽培された赤米で日本酒を造る初の試みを実施するために、学生、一般の方、皆さんの参加を募集します。
①~⑥ 全てに参加された方には、「萩錦酒造が登呂遺跡で収穫される貴重な赤米で醸したお酒を1本提供」もしくは「登呂遺跡赤米試験醸造酒の酒粕を使ったスイーツ」をプレゼントします。各回終了時に打ち上げ飲み会を予定しています。
3月29日(土)、港区産業振興センターにて開催された「静岡の食と酒を楽しむ会」に、静大発酵研も出展し、登呂遺跡赤米試験醸造酒第一号の試飲と、関連資料の展示を行いました。また、大村屋酒造場の日比野杜氏と横濱副所長のトークイベントもありました。
会場には400名以上の来場者があり、静大発酵研のブースも大盛況でした。
当日のイベントの様子は
<メディア>
NHK たっぷり静岡
本日3月31日 18時10分~ 放送予定
となります。
ご視聴できる方は、是非ご覧ください。
登呂遺跡で6月に田植えした種子島の宝満神社の神事で使われている赤米を稲刈りしました。玉依姫命が祭神なので、紀元前8世紀から神事に赤米が使われていたようです。豊満は丈が高いため全部倒れていました。
登呂遺跡では石包丁が見つかっておらず柾目板の先がギザギザになっているものが用いられていたと考えられています。安全のためもあり、ギザギザした鎌で稲刈りをしました。
登呂遺跡で学生と田植えをし、稲刈りをした赤米でお酒を作りたいのですが、肥料を使っておらず、収量が少なく、すずめも沢山飛んでいたので、米を一粒たりとも逃さないように目配りしました。あまりにも細かかったせいか、「発酵研は来年の種籾も奪うのですか⁉︎」といわれてしまいました。
稲刈りの済んだお米を干す場所も木槌で組んでいました。干すとおいしさが凝縮されるとのことです。来週の脱穀で何キロのお米が得られるのか戦々恐々です。
2024年6月16日に登呂農耕文化研究所による田植えに鈴木先生と大原所長で参加させて頂きました。
静大人文の篠原先生が10年前から、登呂遺跡で弥生時代の農具を使った米作りに取り組まれています。 樫の木で作った農具で学生さんたちがあざやかに田んぼをならしていっていました。 横20cm縦30cm間隔で種子島豊満の田植えをしたのですが、初めての経験で最初は田んぼで一歩も動くことができず途方にくれました。バランスを崩して泥だらけになりながらも徐々にスピードアップすることができました。
10月に収穫する赤米を発酵研にお譲り頂けるとのことなので、豊作を願いつつ、これから草むしりなどお手伝いに伺うことができればと思います。 大変良い経験をさせて頂きました。