2025年2月22日「南アルプスの自然と麹の歴史」

南アルプスの自然と麹の歴史

日時: 2025年2月22日(土)13時00分~17時00分
場所: Bnest静岡市産学交流センター プレゼンテーションルーム

参加申込制です。 こちらからお申し込みください。申込みが定員に達しましたら参加の受付を終了させていただきます。

プログラム

司会 藤井真生(人文社会科学部)
13:00-13:40
戸田三津夫(静岡大学工学部)
「川はだれのものか? 南アルプスの高山生態系と地質学」
13:50-14:30
助野彰彦(菱六もやし社長)
「もやしの話:京都の麹の歴史を中心に」
14:40-15:20
松本和明(静岡大学人文社会科学部)
「南アルプス麓の井川の歴史」
15:30-16:15
パネルディスカッション
ファシリテーター:佐藤洋一郎先生(ふじのくに地球環境史ミュージアム館長)
戸田三津夫・助野彰彦・松本和明・南直人(立命館大学食マネジメント学部・和食文化学会会長)

2024年11月20日(水)「お茶の明日を考える“画一から多様へ”」第5回ガストロノミーツーリズム研究会

2024年11月20日(水)に静岡県が推進し、静大・発酵研がメンバーとなっているガストロノミーツーリズム研究会、今年度第5回「お茶の明日を考える“画一から多様へ”」が開催されます。

静岡産業大学学長の堀川知廣氏が登壇され、横濱副所長がパネルディスカッションにて、消費量が減少傾向にあるなか、静岡のお茶を世界中で飲んでもらうためにはどうすればよいのか考えます。

参加申込の締切は11月11日となっています。おはやめにこちらからお申込みください。

2024年8月27日 ふじのくに学(魅力ある食と地域づくり)

8月27日(火)に静岡県立大学一般教育棟1階2109室にて、ふじのくに地域・大学コンソーシアムが主催するふじのくに学(魅力ある食と地域づくり)の授業を大原所長が担当しました。当日は大雨で鉄道が一部区間で不通になるなどしましたが、参加された皆さんは熱心に受講してくださいました。

静岡県が推進するガストロノミーツーリズムの世界の先進事例として、スペインの取り組みをいくつか紹介しました。第一に取りあげたのは、有数の観光地であるバルセロナです。アシャンプラ地区(ショッピング)、ゴシック地区(歴史文化)、カンプノウスタジアム(サッカー)、地中海リゾート、近郊のジローナ、フィゲラス、シッチェス、タラゴナ、カダケスなど、魅力的な観光地が何段にも連なっていて、観光客が長期で連泊したくなるだけの観光資源が備わっています。あわせて、バルセロナの地産地消のガストロノミーツーリズムの最新情報を提供しました。静岡も港町やサッカー文化などで、バルセロナと重なるところが少なくなく、参考になるところがかなりあるように思います。

また、ガストロノミーツーリズムで世界で随一の地域となったバスク地方についても、あらためて報告しました。観光スポットに恵まれていないなかで、食を通じて観光誘致を行うことに成功したバスクの事例から静岡が学ぶべきことは多くありそうです。あわせて、世界遺産サンティアゴ巡礼路の整備・誘客は、たとえば伊豆修験など、歴史的に宗教と結びついてきた道を再発見・再構築することが、観光人口さらに交流人口・関係人口を増やしていくうえで有望であることを物語っているでしょう。

人口減少に歯止めをかけるために何ができるか。地域で、企業と行政、大学が連携しながら、試行を繰り返していきたいと思っています。