エフエムしみず「モーニングパル」出演 2024/04/17

エフエムしみず『モーニング・パル』内のコーナー「スクールインフォメーション “GUTS!!”」(7時15分~7月30分頃)、4月第2週から第4週まで、月曜日から水曜日は、静大・発酵とサステナブルな地域社会研究所のメンバーが出演しています。

4月17日は横濱副所長の登場です。まずは昨年の家康公クラフトの話から。静岡市大河ドラマ『どうする家康』活用推進協議会との共同研究で開発し、3回の販売が無事成功した(ラジオパーソナリティーの是永さんが「どこに買いに行ってもない」とおっしゃっていたほど)ことを振り返りました。

家康公クラフトは、静岡の家康に関わる歴史的由緒を、酵母研究と歴史研究を踏まえて活かしていこうとするものでもありました。しかし、大河ドラマの放送は一年で終わってしまいます。家康と静岡のつながりをもっとアピールし、それも含めて静岡という地域をブランドにしていくことが今後の課題なのではないかと横濱副所長は話していました。地域ブランドは、新潟のこしひかりや秋田のあきたこまちなどのように、地域産品を地域のイメージなどのブランドを使ってアピールするもの、そして地域イメージ自体をブランド化していくものがあります。どちらについても、地域を押し出していく意欲とアイデアが必要になるでしょう。

家康との結びつきということでは、静岡も頑張っているが、もう少し押し出しがほしいと横濱副所長は話していました。家康が人生の3分の1を過ごしたにもかかわらず、家康といえば、江戸、浜松、岡崎のほうが注目されがちなところがあるかもしれない。大河ドラマ館来館者数は、静岡では28万人で、最近のなかでは好成績ではあったが、浜松のほうは60万人を超えている。もっと静岡のよさを伝えることに熱心であってほしい。そういう期待を持っているということでした。パーソナリティの是永さんとのやりとりのなかでは、家康が静岡にいた時期は平和でいい時代だったことがもっと思い起こされていいのではないか、海の物にも山の物にも恵まれていて、人が穏やかで、真冬に布団が干せるほど温暖な静岡は、その分気質がおとなしてハングリーさが少ないのではないか、ということも話題になりました。

地域ブランドの話から進んで、横濱副所長は静大発酵研の今年度の活動にも言及がありました。静岡市では南アルプスユネスコエコパーク10周年の記念事業が行われます。静大発酵研では、南アルプスの自然資源への関心を高め、南アルプスのふもと井川地区をにぎやかにしていくために、野生酵母を使用したウイスキーづくりに携ります。是永さんからは、昨今ウイスキーブームで、きっと注目されるでしょうと期待を示していただきました。

最後に、今後の抱負として、発酵を通してまずは静岡市、今後は静岡県そして他県ともつながっていき、それを通して静岡を盛り上げていきたい、発酵飲料・食品、食文化を通して地域のよさを知ってほしい、皆さんとともに人の集まりを増やし、人口増にも貢献したいと話がありました。

横濱副所長には、4月16日の脇田先生ご出演の際にヤチヤナギの話題になったことをふまえて、発酵研メンバーで3月に苫小牧を訪れた際、自生地から持ち帰ったヤチヤナギをスタジオに持っていっていただきました。その香りをかいだ是永さんは、どこかかいだことのある、なつかしい感じがすると話されていました。

放送中、是永さんは、「発酵研メンバー」のような気持ちでいて、これからも発酵研の活動を追いかけたいとおっしゃっていただきました。また、いろいろなメンバーの話を聞いて頂ければと思います。

エフエムしみずはサイマルラジオからも聞くことができます。ぜひお楽しみください。