2024年5月25日 南アルプスユネスコエコパーク登録10周年記念連続シンポジウム 第2回「南アルプスのガストロノミーツーリズム」

静岡市環境局環境共生課×静岡大学発酵とサステナブルな地域社会研究所共催

南アルプスユネスコエコパーク登録10周年記念連続シンポジウム 第2回「南アルプスのガストロノミーツーリズム」

日時: 2024年5月25日(土)14時00分~16時20分
場所: レイアップ御幸町ビル 6-D会議室

【2024/04/03】会場を正しました。

参加申込制です。 こちらからお申し込みください。申込みが定員に達しましたら参加の受付を終了させていただきます。

プログラム

司会 横濱竜也(発酵とサステナブルな地域社会研究所副所長/静岡大学人文社会科学部教授)
14:00-14:40
水窪、『塩の道』を歩く
佐藤洋一郎(ふじのくに地球環境史ミュージアム館長)
14:50-15:20
井川地区のガストロノミー
永松典子(株式会社静岡編集舎株式会社FIEJA 代表取締役)
15:30-16:00
山のバスクとサンティアゴ巡礼路「北の道」
大原志麻(発酵とサステナブルな地域社会研究所所長/静岡大学人文社会科学部教授)
16:00-16:20
全体討論

2024年4月20日 南アルプスユネスコエコパーク登録10周年記念連続シンポジウム 第1回「南アルプスユネスコエコパークの自然に学ぶ」

静岡市環境局環境共生課×静岡大学発酵とサステナブルな地域社会研究所共催

南アルプスユネスコエコパーク登録10周年記念連続シンポジウム 第1回「南アルプスユネスコエコパークの自然に学ぶ」

日時: 2024年4月20日(土)14時00分~16時40分(13時30分開場)
場所: あざれあ5階 501会議室(静岡駅から国道1号沿いに西へ徒歩9分)

参加申込制です。 こちらからお申し込みください。申込みが定員に達しましたら参加の受付を終了させていただきます。多数のご参加お申し込みありがとうございました。

プログラム

司会 丑丸敬史(静岡大学理学部教授)
14:00-14:50
南アルプスの高山植物に学ぶ
増澤武弘(静岡大学名誉教授)
15:00-15:40
井川民具から学ぶ暮らしの知恵
外立ますみ(常葉大学造形学部非常勤講師)
15:40-16:20
南アルプスの野生酵母に学ぶ
丑丸敬史(静岡大学理学部教授)
16:20-16:40
パネルディスカッション
パネラー 増澤武弘/外立ますみ/丑丸敬史

井川の柚子を収穫しました

現在、静岡市との共同研究で、南アルプスユネスコエコパーク10周年の記念事業にむけて、南アルプス地区の植物から酵母を単離し、また酵母を用いた発酵製品の開発を行っています。

その一つが南アルプス発酵シロップです。シロップのフレーバーに井川の柚子を入れることを企画したのですが、そのための柚子をどうしようと思っているうちに1月になってしまいました。思い余って小河内の望月さんに連絡すると、木になっている柚子を収穫に来ないかというお返事。そして早い方がいいということで、農学部の教職員2名で井川に行くことにしました。

1月の始めですが、まだこの冬は雪がなく道路規制も少なく、普通タイヤの軽自動車で行くことができました。望月さんご夫妻のお宅に到着すると待ってましたとばかりに、準備が始まり、柚子狩りに出発です。

柚子の木は、斜面の上にあり、からみつく草をかきわけて斜面を登ります。大きな木です。たくさんなっていますが、枝にバラのとげの数倍ほどの大きいとげがあり、これは刺さるとなかなか痛いというか、血が出ます。このとげを慎重に避けながら、枝から柚子を切り取ります。地域の若手の方2名が応援にきてくれ、望月さんと一緒に、梯子と電ノコを、斜面をあがって持ってきてくれ、大きな枝を切り落としてくださいました。そして、皆さんの協力のもと、小一時間ほどで、段ボール箱2個分の柚子を収穫できました。

そのあと、望月家で楽しいランチタイムを過ごさせていただき、大学に戻りました。ご馳走になったおでんのジャガイモと、手作りキムチは、忘れられない味の一つになりました。ありがとうございました!

商品の開発は我々にとって未開の部分であり、どうなるかわからない部分もありますが、井川の方のご厚意でたくさんの柚子を使わせていただくことになり、商品の開発に背中を押された気持ちになりました。

南アルプスの自然遺産とその活用(2023/10/07)風景

2023年10月7日に「南アルプスの自然遺産とその活用」というテーマでシンポジウムを開催しました。

増澤武弘(静岡大学 理学部 客員教授) 「南アルプスの植生」
南アルプスにどのような高峰があるのかの説明や、高山植物の特徴、そ南アルプス固有の植物や、分布のごく限られている植物など、貴重な植物も含まれていることを説明していただきました。 高山のロマンを感じることができました。

朝倉俊治(静岡ライチョウ研究会 会長)「世界の南限の生息地に棲む南アルプスのライチョウ」
ライチョウという高山帯以外ではお目にかかかれない鳥の生態や特徴を学ぶことができました。 ライチョウはうつくしいですね。

松本和明(静岡大学 人文社会科学部)「井川中山間地域の歴史ー江戸時代の駿遠国境についてー」
どのように境界線がつくられたのかを歴史的に振り返り検討がなされ、現代までその歴史が踏襲されていることが説明されました。

丑丸敬史(静岡大学 理学部)「井川、南アルプスのめぐみ、花酵母」
ビールをつくるにあたり、酵母の大事さを知ることができました。酵母それぞれに特徴がありおいしいビールを飲むためにはたくさんのハードルがあるようです。静岡農業高校の方々の南アルプス酵母を使用したパン作りの紹介もありました。

平井岳志(十山株式会社)「南アルプスでウィスキーをつくる」
南アルプスでウィスキーをつくることが過酷であることがひしひしと伝わりました。 またそれに付随するブランドというものを感じることができました。

今回の研究会の司会は木村洋子先生(農学部)でした。

「南アルプスの自然遺産とその活用」シンポジウム参加者募集中です

2023年10月7日にシンポジウム「南アルプスの自然遺産とその活用」が開催されます。現在参加者募集中です。ぜひご参加ください。シンポジウムの詳細はこちらをご覧下さい。

参加申込制です。 こちらからお申し込みください。申込みが定員に達しましたら参加の受付を終了させていただきます。

2023年8月21日 井川蒸留所訪問

2023年8月21日に、井川蒸留所に伺い、共同プロジェクトについての打ち合わせを行いました。 井川蒸留所は、椹島ロッジからさらに上った井川山林内にあります。平地と比べるとひんやりしていて、ウィスキーを熟成するにはこれくらいしっかり涼しくないとならないのだなと実感しました。

所長さんはもともとは製紙に携わっていましたが、マルス信州蒸溜所で一年修行して、井川蒸留所を手掛けることとなったということです。

所長さんのウィスキーへの深い造詣に裏付けられたとても詳しい説明とともに、資料用の、とてつもなく素晴らしいウィスキーを沢山飲ませて頂き、得難い経験をすることができました。

湧水量が多く雑菌ゼロの木賊湧水でウィスキーを造りながら、水源地保全し、ひとと山との共生、ブランド産品開発を行う一環での、発酵研とのプロジェクトについて打ち合わせをしました。湧水量が多く雑菌ゼロの木賊湧水でウィスキーを造る。それを通して、水源地を保全し、ひとと山との共生、ブランド産品開発を図る。井川蒸留所のこのような取り組みに共鳴し、発酵研としてその一端をともに担うことができればと願っています。

2023年8月21日 南アルプスの酵母採取

8月21日に千枚岳で花酵母のサンプル採取をしました。 十山株式会社のご協力で南アルプスの国立公園と同じ環境にある私有林で花を採らせて頂けることになりました。

夏なのでトリカブトのお花畑はありましたがさすがにそこから採取することはなく、千枚小屋付近では10種類程度に留まりました。 森林限界を越えて高山帯に入るとがらりと植生が変わるのが印象的でした。

静岡県立静岡農業高等学校 あんぱん試作

8月18日(金)17時から、農学部6階ラウンジにて静岡県立静岡農業高等学校の生徒さんたちが南アルプスに高山植物から採取した酵母で、新たに試みたあんぱんを持ってきて頂いたので試食させて頂きました。河岸特別栄誉教授も感想を述べてくださいました。

あんの味でパン自体の味はわかりづらいのですが、どれもおいしく、ラカンセア酵母の酸味がいい仕事をしています。ゆくゆくは井川の小豆で餡も作りたいとのことです。

南アルプスの酵母のパン

7月20日(木)17時から、農学部6階ラウンジにて静岡県立静岡農業高等学校の生徒さんたちがつくった南アルプスの酵母で造ったパンを試食しました。

酵母は昨年7月に農学部と理学部の学生さんたちが悪天候のなか苦労して採ってきた高山植物の花酵母です。

セレビシエ(コオニユリ、ノリウツギ)、ラカンセア(トモエソウ、ギョリンソウ)、パラドキサス(シナノナデシコ、ヤマアジサイ)の三種類の酵母はそれぞれとても特徴があり、特にラカンセアは温度と時間の管理が難しく、発酵させるのに工夫と努力を重ねられたそうです。

素朴な味わいのラカンセアとパラドキサス、もっちりしていておいしいセレビシエのパン、あとからくる風味も違っていてそれぞれとてもおいしかったです。