発酵とサステナブルな地域社会研究所主催のワイン講演会をパルシェ会議室で対面で実施しました。参加者は約50人ぐらいで、撤収ギリギリの時間まで非常に盛り上がりました。
第一報告は、税法がご専門の三木義一先生から「ワインと酒税法」で、日本にはワイン法のような酒造法がなく、うまい酒の基準が決められていないこと、どぶろく裁判の話、梅酒が解禁になった理由、酒税法に規定されていることから生じる問題などを、ジョークを交えつつも鋭い視点でお話いただきました。
第二報告は、スペイン中世史がご専門の黒田先生からシェリー酒ができた地理的背景・歴史的背景、そして今日のヘレス・デ・フロンテーラにおけるシェリー酒文化についてのお話しを伺い、ヘレスに行きたくなってしまいました。
第三報告は唎酒師で三代続く長谷川和洋酒と静岡市でアペロ文化を発信されているラ・ソムリエールの長谷川浩美さんから、静岡市におけるワイン文化受容と発展の可能性についてお話しいただきました。
いずれの報告も大変興味深く、時間が全然足りませんでした。また質疑応答の時間を拡大して第二弾をやりたいです。
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