2023年 NHK『たっぷり静岡2/28』『おはよう日本3/6』に出演しました

2023年2月28日 NHK『たっぷり静岡』および 2023年3月6日『おはよう日本』の特集において本研究所メンバーが出演しました。現在NHKサイトにて番組の模様が公開されています(NHKサイト「たいの天ぷら 家康グルメを現代風に! 静岡のおいしい食材 現代の職人の技で将軍に献上したい料理でおもてなし ガストロノミーツーリズム」)。NHKサイトでは期間限定で番組をご覧いただけます。まだご覧になられていない方は早いうちにぜひご視聴ください。

静大ヤチヤナギのいま

発酵研では絶滅危惧種のヤチヤナギを人文棟広場に植樹しています(絶滅危惧種のヤチヤナギの植樹式(報告)(2022.5.6開催))。このヤチヤナギの株の一部を丸徳商事さんに育てていただいております(丸徳商事における静大ヤチヤナギ)。

冬には葉を落として枯れるヤチヤナギですが、丸徳商事さんのヤチヤナギの芽が膨らみはじめました。越冬に成功した模様です。

人文棟広場のヤチヤナギも芽吹いています。春が待ち遠しいです。

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『すろーかる』3月号の取材

静岡県スポーツ・文化観光部文化局のお声がけで『すろーかる』3月号の取材を木村先生、丑丸先生、松本先生、横濱副所長と大原で受けました。

今取り組んでいる家康公ゆかりの歴史拠点ビールの酵母の単離の最新情報、微生物の営みである発酵現象を中心にどのような社会が構築されていくのかの「発酵社会学」についてお話ししました。実際に丑丸研究室で花からどのように酵母を採取するのかも見て頂きました。これから花々に虫がたくさん寄ってくる季節となり、どのような酵母がとれるのかが楽しみです。

ワインセミナー(2023/02/18)開催風景

2023年2月18日にグランシップにてワインセミナーを開催しました。ワインをつくる酵母の働き、ワインの社会的役割、ワインツーリズム、フランスにおけるワインのアンソロジー、世界遺産サンティアゴ巡礼路沿いのワイン文化など、学際的な報告がありました。

参加者はおとそ30名でした。プログラムを急遽変更しましたが、活発な質疑応答があり、充実したセミナーになりました。

プログラムはこちらの記事でご覧いただけます。

下村勝先生によるヤチヤナギ栽培システムの試作品

人文社会科学部避難広場で育てているヤチヤナギの水やりは所長をはじめ、人文社会科学部所属の発酵研メンバーが交代で行っています。この水やりの自動化を下村先生が試みています。2月8日にその試作品の説明会が開かれました。

土に湿度を感知するセンサーを埋めて、その情報をもとに適切な量の水を流すシステムだということです。今後試行を経て、土に埋める複数のセンサーの深さや水の適量を決めていくことになっています。

試作品説明会には丸徳商事さんと北海道立総合研究機構の脇田先生がお越しくださいました。今は葉を落として冬の装いのヤチヤナギですが、脇田先生によると、人文社会科学部のヤチヤナギは順調に育っているそうです。春には芽吹いて葉が生い茂るだろうとのことです。春になるのが楽しみです。

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ワイン講演会(2023/01/22)風景

発酵とサステナブルな地域社会研究所主催のワイン講演会をパルシェ会議室で対面で実施しました。参加者は約50人ぐらいで、撤収ギリギリの時間まで非常に盛り上がりました。

第一報告は、税法がご専門の三木義一先生から「ワインと酒税法」で、日本にはワイン法のような酒造法がなく、うまい酒の基準が決められていないこと、どぶろく裁判の話、梅酒が解禁になった理由、酒税法に規定されていることから生じる問題などを、ジョークを交えつつも鋭い視点でお話いただきました。

第二報告は、スペイン中世史がご専門の黒田先生からシェリー酒ができた地理的背景・歴史的背景、そして今日のヘレス・デ・フロンテーラにおけるシェリー酒文化についてのお話しを伺い、ヘレスに行きたくなってしまいました。

第三報告は唎酒師で三代続く長谷川和洋酒と静岡市でアペロ文化を発信されているラ・ソムリエールの長谷川浩美さんから、静岡市におけるワイン文化受容と発展の可能性についてお話しいただきました。

いずれの報告も大変興味深く、時間が全然足りませんでした。また質疑応答の時間を拡大して第二弾をやりたいです。

プログラムはこちらの記事でご覧いただけます。