ワインセミナー(2023/02/18)開催風景

2023年2月18日にグランシップにてワインセミナーを開催しました。ワインをつくる酵母の働き、ワインの社会的役割、ワインツーリズム、フランスにおけるワインのアンソロジー、世界遺産サンティアゴ巡礼路沿いのワイン文化など、学際的な報告がありました。

参加者はおとそ30名でした。プログラムを急遽変更しましたが、活発な質疑応答があり、充実したセミナーになりました。

プログラムはこちらの記事でご覧いただけます。

ワイン講演会(2023/01/22)風景

発酵とサステナブルな地域社会研究所主催のワイン講演会をパルシェ会議室で対面で実施しました。参加者は約50人ぐらいで、撤収ギリギリの時間まで非常に盛り上がりました。

第一報告は、税法がご専門の三木義一先生から「ワインと酒税法」で、日本にはワイン法のような酒造法がなく、うまい酒の基準が決められていないこと、どぶろく裁判の話、梅酒が解禁になった理由、酒税法に規定されていることから生じる問題などを、ジョークを交えつつも鋭い視点でお話いただきました。

第二報告は、スペイン中世史がご専門の黒田先生からシェリー酒ができた地理的背景・歴史的背景、そして今日のヘレス・デ・フロンテーラにおけるシェリー酒文化についてのお話しを伺い、ヘレスに行きたくなってしまいました。

第三報告は唎酒師で三代続く長谷川和洋酒と静岡市でアペロ文化を発信されているラ・ソムリエールの長谷川浩美さんから、静岡市におけるワイン文化受容と発展の可能性についてお話しいただきました。

いずれの報告も大変興味深く、時間が全然足りませんでした。また質疑応答の時間を拡大して第二弾をやりたいです。

プログラムはこちらの記事でご覧いただけます。

2022年11月5日 ビールシンポジウム「グローカリゼーションにおけるビール文化 Glocalizing Beer: Its Brewing, Laws and Culture」

11月5日(土)に B-nest 静岡市産学交流センターにてビールシンポジウムを開催しました。プログラムはこちらの記事でご覧いただけます。

ご来場のみなさんに楽しんでもらえるように、ヤチヤナギや酵母のシャーレなどの展示物を用意しました。

午前は理学部生物科学科の丑丸先生、静岡県工業技術研究所沼津工業技術支援センターの勝山さん、ZOO株式会社の伏見さんが講演をしてくださいました。午前は酵母研究と生物科学に関する話題でした。

1. 丑丸 敬史 (静岡大学理学部)
「大御所家康公の足跡を酵母で訪ねる〜家康公ゆかりの地からの花酵母の単離」

2. 勝山 聡 (静岡県工業技術研究所沼津工業技術支援センター)
「海洋由来微生物を活用したサワービールの開発」

3. 伏見 陽介 (ZOO株式会社)
「静岡をクラフトビア王国へ〜なぜ醸造所が増え続けるのか〜」

注意
  • 質疑応答においてホームブリューイング(家庭醸造)に関するお話がありました。アルコール度数1度以上のホームブリューイングは酒税法上禁止されています。

午後は掛川東病院の宮地院長、人文社会科学部の鈴木先生と横濱副所長が講演してくださいました。
地域、医学、英文学、法学と観光学と、多岐にわたる話題でした。

4. 宮地 紘樹 (掛川東病院)
「ビールづくりが創る人のつながりと健康」

5. 鈴木 実佳 (静岡大学人文社会科学部)
「ビールのカリカチュア」

6. 15:25~16:10 横濱 竜也 (静岡大学人文社会科学部)
「静岡におけるビール醸造と公共性」

80名を超える方々がご来場くださいました。ご来場のみなさま、ありがとうございました。

ぜひ2023年1月と2月のワイン講演会・ワインシンポジウムにも足をお運びください。

2022年9月13日 第1回プロジェクト研究所シンポジウム

静岡大学では2019年よりプロジェクト研究所制度がはじまりました。本制度の目標は社会的要請の高い分野の研究や学際研究、産学官連携、新分野の開拓などを推進することにあります。現在、29のプロジェクト研究所が設置されています。本研究所もこの制度で設置されている研究所のひとつです。

静岡大学プロジェクト研究所の活動・成果を学内外に周知することを目的として、2022年9月13日に第1回プロジェクト研究所シンポジウムが開催されました。第1回目のいちばんはじめに本研究所の横濱副所長が講演しました。発酵研のこれまでの歩みから、産官学のビール造りの取り組までをご説明いただきました。その講演動画が公開できることになりました。ぜひご覧ください。

【2022/11/22】
静大TVでも動画が公開されました。静大TV/第1回プロジェクト研究所シンポジウムもご覧ください。

第二回研究会(2022.9.2)資料公開

2022年5月6日に行われました研究会のスライド(抜粋されたスライドを含む)をご覧いただけます。

日時 9月2日(金)13時~17時
場所 静岡大学静岡キャンパス人文L棟4階 経済会議室
対面+zoomによるオンライン開催

<発酵産業とコモンズ班>

13時00分―14時00分 大貝健二(北海学園大学経済学部)
量的縮小下における中小清酒製造業の展開―北海道・東北を中心に―

<発酵に関わる歴史・文学・言語の研究と歴史文化拠点の形成班>

14時00分―15時00分 鈴木実佳(人文社会科学部言語文化学科)
18世紀のトウヒ(唐檜)ビール(spruce beer)


15時00分―15時30分 大原志麻(人文社会科学部言語文化学科)
古代ギリシア・ローマのガルムー静岡での再現に向けてー

***休憩***

<発酵×法令×SDGs×健康長寿のまちづくり班>

16時00分―17時00分 横濱竜也(人文社会科学部法学科)
発酵飲料と公共圏の生成――酒造と酒宴の「生態学」に向けた準備

第一回静岡大学プロジェクト研究所シンポジウムにて発酵研の講演があります

第一回静岡大学プロジェクト研究所シンポジウムが、下記のように開催されます。本学の3つのプロジェクト研究所からプロジェクトの特色や活動状況などについて報告が行われる予定です。発酵研からの報告は、横濱副所長が担当します。

日時∶9月13日(火)14時30分〜16時
開催形態∶オンライン(Zoom・事前登録制)

※参加いただくためには、事前登録が必要です。登録方法については、「第1回プロジェクト研究所シンポジウム開催のご案内」をご覧ください。

皆さまのご参加をお待ちしております。